今季はドイツ2部でプレーした横田大祐 [写真]=Getty Images カイザースラウテルンに所属するFW横田大祐にザンクト・パウリが関心を寄せているようだ。22日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
異色の経歴を持つ25歳に自身初の欧州5大リーグ挑戦の可能性が浮上している。川崎フロンターレの下部組織で育成年代を過ごした横田は、2018年にドイツへ渡りFSVフランクフルトのU−19チームなどでプレーすると、2021年1月にラトビアのヴァルミエラへ移籍。2年目にはヴィルスリーガ(国内リーグ)で8ゴール10アシストをマークし、チームの優勝に貢献した。
その後はポーランドのグールニク・サブジェやベルギーのヘントを経て、昨年夏には2.ブンデスリーガのカイザースラウテルンへレンタル移籍。2024−25シーズンは中盤の攻撃的ポジションや右ウイング(WG)を主戦場に活躍し、公式戦通算26試合で4ゴール3アシストという成績を残した。
今夏には保有元のヘントへ復帰予定となっている横田だが、新たなシーズンもドイツでプレーし続ける可能性があるという。報道によると、2024−25シーズンのブンデスリーガを14位で終えたザンクト・パウリが関心を寄せているとのこと。2.ブンデスリーガでのパフォーマンスが高く評価されており、今夏の移籍市場での獲得候補の1人としてリストアップされているようだ。
保有元のヘントとの現行契約が2027年6月末までとなってる横田に対しては、ザンクト・パウリの他にも複数のクラブが関心を寄せている模様。データサイト『transfermarkt』での市場価値は250万ユーロ(約4億2000万円)とされている。
ザンクト・パウリにはかつて元日本代表FWの尾崎加寿夫氏とFW宮市亮(現:横浜F・マリノス)が在籍。仮に加入となれば横田はクラブ史上3人目の日本人選手となるが、移籍は実現するのだろうか。