ラジオNIKKEI賞2025に出走予定のスナークピカソ(今年3月撮影、ユーザー提供:h.さん) 昨年開業の高橋一哉調教師が、ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)のスナークピカソ(牡3)で重賞初制覇を狙う。
高橋調教師は86年3月4日生まれ、新潟県出身の39歳。23年12月に調教師試験に合格。翌24年3月に急遽の開業となったが、ここまで15勝をマークしている。とりわけ先週は7頭が出走して、3勝、3着2回の大爆発。中でも勝利から遠ざかっていた転厩馬の2頭、テイエムタリスマとミントマークを復活させた手腕は称えられていい。
ラジオNIKKEI賞にはスナークピカソを送り込む。名門・千代田牧場生産のアジアエクスプレス産駒。川村禎彦厩舎、臨時貸付先の庄野靖志厩舎を経て、昨年10月から高橋一哉厩舎の管理馬となった。転厩後は5着、2着と成績を上げて、3走前に待望の初勝利。その後も前々走のスプリングSから0秒6差の6着、前走の白百合Sも厳しい展開に耐えて0秒5差の6着と、見どころのあるレースを続けている。今回は2戦ぶり2回目の重賞挑戦となるが、軽量を味方につければ上位争いになっても不思議ない。
高橋調教師はこれまでにJRA重賞を6戦しているが、まだ掲示板に載ったことはない。それだけにここは結果を出したい一戦。少なくとも上位争い、願わくは大金星をつかみ取り、新進気鋭の厩舎を猛アピールしてみせる。