「いろんな界隈のママたち」の多様な生き方や子育てを“覗き見”するABEMAの情報バラエティー「秘密のママ園」。6月22日配信の第7回には、元暴走族の夫を持ち、10トンダンプを運転するギャルママが登場しました。
今回登場したのは、三重県名張市で暮らす26歳の芙束(ふたば)さん。元暴走族だという夫、3歳の長女・紅恋羽(くれは)ちゃん、生後10カ月の長男・音波(おとは)くんの4人家族で、現在は第3子を妊娠中です。
見た目は今どきのギャルママですが、仕事では10トンの大型ダンプカーを運転する芙束さん。毎朝4時起きで夫婦のお弁当を手作りし、子どもたちを実家に預けてから現場に向かっています。
早朝から身重の体でダンプカーを運転し、16時半に仕事は終了。子どもたちを迎えに行き、帰宅後は「止まったら2度と動けなくなる」と疲れを実感する前に家事に励み、「ひと口でも食べる量が増えてくれたら」との思いから夕飯を全て手作りしています。
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芙束さんは小学3年のときに両親が離婚し、シングルマザーとなった母のもとで育ちました。その後、中学生になる頃に母親が再婚。新しい父親は礼儀に厳しく、「実の父親でもないのに偉そうなこと言ってくる」と反発し、「お前のこと父親なんて思った瞬間1回もねぇから!」とひどい言葉を浴びせたこともあったそうです。
19歳で家を出たという芙束さんは、ガールズバーやキャバクラで働いた後、「1番は父を見てるから。父がダンプ乗ってた」と毛嫌いしていた父親の背中を追うようにダンプカーの運転手に。歳を重ねるうちに父親の愛情を理解し、今では子育てのお手本にしているのだといいます。
そんな芙束さんですが、「紅恋羽が生まれたときの相手は今の夫とは違う。私の連れ子」と長女と夫が血縁関係にないことを告白。奇しくも自身が苦痛を感じていた過去と、長女が同じ境遇になってしまった葛藤を抱えており、「絶対に同じ思いはさせない」と全力で愛情を注いでいるそうです。
番組の最後には、長年の罪悪感を抱えていた父親に電話で思いを伝える場面も。「自分が親になってから思うようになった。『お前なんか父親じゃない。血つながってないのに偉そうなこと言うな』とかずっと悪かったなって心の中にあって。厳しく育てられてたのが、今の自分に大人になってから活きてる。娘として育ててくれてありがとう」と涙ながらに感謝を伝えると、父親からは「がんばってください」とエールが送られました。
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