志望度が上がる企業の労働条件として、給与以外では何が重視されているのか。就職支援事業を手掛けるジェイック(東京都千代田区)が20代求職者を対象に調査を実施し、1位は「完全週休2日制」(57.9%)となった。
●志望度が上がる労働条件 給与以外は何が人気?
「企業選びの際、志望度が上がる労働条件(給与額以外)」を聞いたところ、「完全週休2日制」が57.9%で最も多く、「年間休日120日以上」(45.2%)、「転勤なし」(34.9%)が続いた。20代の過半数が休日を重視する結果となった。
「その他」(7.9%)では、キャリア支援があることや通勤の利便性、みなし残業が20時間以内といった声が挙がった。
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選んだ労働条件の理由について、自由記述で聞いた。休日を重視する理由としては「メリハリのある勤務がしたいから」「仕事以外の時間を大切にしたいから」といった声があった。
住環境については「引越しなど環境が変わることをしたくないから」「知り合いが近くにいないのが不安だから」などのコメントが寄せられた。
キャリアアップやスキルアップは「仕事の中で自分を成長させていきたい、できることを増やしていきたいから」「安定して長く働き続けたいと思ったから」などの理由があった。
ジェイック取締役の近藤浩充氏は、企業の具体的な対応として「休日日数の改善だけでなく、有給休暇の取得実績や平均残業時間の改善も進め、求人票などで具体的な数字として開示すること」や「研修制度やキャリアパスの提示」などを提案した。
本調査は3月11日〜5月21日、同社が提供する就職支援サービスに登録した20代求職者126人を対象に、インターネットで実施した。
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