
6月23日、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)による公式リセールサービス『RELIEF Ticket』がスタート。所属アーティストのライブやイベントのチケットを正規ルートで再販できるシステムとして注目を集める一方で、その仕組みには批判の声も上がっている。
STARTO社、安全対策は万全だが
サービスをリリースしたのは、STARTO社のコンサートやイベントなどの企画・制作・運営を手がける『ヤング・コミュニケーション(以下、YC社)』で、運営は『ぴあ株式会社』が担当している。
利用者はYC社が取り扱う対象公演チケットを券面価格で再販可能。チケット代金の受け渡しはシステム上でおこなわれるため、トラブル防止に必要な安全対策も講じられているという。
「STARTO社はこのサービスについて、《当社契約タレントが出演する公演のチケットがファンの皆様に適正な方法で行き渡るように、今後も引き続きYC社に協力してまいります》とコメントしています。
やむを得ず公演に行けなくなった場合でも、主催者公認でチケットを定価で再販できる仕組みはありがたいですよね」(アイドル誌ライター)
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リセールできるのは、出品者自身がSTARTO社の公式ファンクラブ『ファミリークラブ』を通じて購入したチケットのみだ。出品希望者はファミリークラブの会員サイトにログインし、所定の手続きをおこなう。
一方、購入希望者は『RELIEF Ticket』にアカウント登録した上で、同サイトで対象チケットを購入できる。
FC会員優先はナシ
「出品と購入の条件が合うと、リセールが成立します。その後、『RELIEF Ticket』からデジタルチケットが発行されるため、出品者と購入者が直接やり取りする必要はありません。手続きはすべてサービス内で完結し、個人間のトラブルを避けられる点でも安心です」(前出・アイドル誌ライター)
信頼性や利便性の高さが評価される一方で、いくつかの運用ルールには不満の声も上がっている。
とくに批判が集中しているのが、「FC会員以外でも購入可能」「購入側も手数料がかかる」「先着順での販売」「連番チケットは1枚だけをリセールすることはできない」といった点。
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こうした条件に対して、SNSでは次のような声が相次いでいる。
《公式なのにFC会員優先されないの意味わからん》
《出品側はまだしも、購入側にも手数料かかるの納得いかないんだけど……》
《先着だと、転売ヤーに定価で買われて、結局ほかのサイトで高額転売されるだけでは?》
こうした不満の声はあるものの、『RELIEF Ticket』は、公式ならではの安心感が魅力のリセールサイトで、まだまだ運用は始まったばかり。今後、さらに使いやすいサービスへと進化していくことに期待!
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