小沢大仁騎手(撮影:山中博喜) デビュー5年目の小沢大仁騎手が、ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)のスナークピカソ(牡3、栗東・高橋一哉厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。
小沢騎手は03年1月4日生まれ、愛知県瀬戸市出身の22歳。棋士の藤井聡太七冠とは同郷で同学年となる。21年に栗東・松永昌博厩舎からデビュー。同期には永島まなみ騎手や角田大和騎手などがいる。JRA通算2513戦120勝。ルーキーイヤーには31勝を挙げて、JRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2年目以降は30勝以下に留まっているが、今年は既に26勝をマーク。自己最多を更新することは確実だ。
勢いに乗って今週は福島に遠征する。ラジオNIKKEI賞のパートナーはスナークピカソだ。前々走のスプリングSでは菅原明良騎手とのタッグで0秒6差の6着に健闘。前走の白百合Sでは2戦ぶりに小沢騎手とコンビを組み、ハイペースで逃げる厳しい展開になったものの、0秒5差の6着に踏ん張ってみせた。重賞のメンバーにまじると実績では見劣るものの、そこまで大きな力差はないはずだ。
小沢騎手は22年のエーデルワイス賞をマルカラピッドで制し、重賞ジョッキーの仲間入りを果たしている。しかし、JRA重賞に限ると28戦して22年のプロキオンSのヒストリーメーカーの2着が最高着順。なかなか結果を残せずにいる。ここで高橋一哉調教師とともにJRA重賞初制覇となるか。2年目トレーナー×5年目ジョッキーのフレッシュなタッグに要注目となる。