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薬物依存からの回復を目指す元タレントの田代まさし氏(68)が25日までに、自身のYouTubeチャンネル「MARCY'Sちゃんねる」を更新。薬物を辞める難しさなどについて実体験を話した。
田代氏は恒例となっている薬物検査を行いながら、依存症の回復や、やめるコツなどについてトーク。これまでに薬物をやめていた最長期間は収容されていた期間も合わせて「8年ぐらい」だという。それまでは「誰も薬のやめ方を教えてくれる人がいなかった。使い方は教えてもらえたけど」というが、薬物依存者回復支援施設「ダルク」とつながったことで、長期間やめている依存症者らとも出会い「そういう人たちの背中を見ることによって『こういう人になりたい』って思う。目指す人がいるというか、お手本がいる」と8年間やめられた理由について話した。
8年間やめながらも再び手を出してしまった原因について尋ねられると、「いろいろ問題があって…俺の第2のお父さんである近藤さんにも申し訳ないからちょっと言いづらい」と、自身の恩人であるダルク創設者で、22年に亡くなった近藤恒夫さんの名前を出して口ごもりながらも、ダルクを一時的に離れざるを得なくなった過去の出来事について語り出した。
自身と一緒に写真を撮った人物が犯罪を犯したことで、自身も反社会的勢力とのつながりを疑われ「その写真をフライデーみたいなのに出しますよ、っていうのがダルクの近藤さんのところに来ちゃった。近藤さんは『俺は見捨てないよ』ってちゃんと言ってくれたんだけど『ダルクって国から補助金をもらっているし、そういうブラックなうわさが立つと良くないんだわ』って言われて、『ごもっともですね。僕の責任なんで』」と自ら施設を離れたという。
その後、施設にはなかなか戻ることができず、「ダルクからもらっていたお給料も入らなくなる。どうやって生活していこう…ってまたすさんだ。必ずそういうときに『大丈夫?』『マーシー頑張ったね。ちょっと使ってみる?』っていう悪魔のささやきが。俺の中の悪魔が耳にささやきかけてくる」と誘惑にかられ、「そういう時にちょうど供給してくれる方がいる。不思議と寄ってくる。そういうときに限って寄ってくる。不思議だよ。俺が弱ってるなってわかるんだね、多分」と振り返った。
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