TOKIO解散「鉄腕DASH」やスタート社最多の紅白24回…老若男女から愛された/記者の目

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2025年06月25日 21:01  日刊スポーツ

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22年10月、会見に臨む国分太一、城島茂、松岡昌宏

TOKIOが25日、所属する「株式会社TOKIO」の公式サイトで、解散を発表した。今月20日にコンプライアンス違反があったとして国分太一(50)の無期限活動休止を発表。城島茂(54)と松岡昌宏(48)が話し合い、決断したという。1994年(平6)のデビュー以降幅広い層から長く愛されてきた人気グループが、電撃的にピリオドを打った。


TOKIOの解散を残念がっている関係者は非常に多い。ファンのみならず、老若男女から人気で、一般層にも非常に認知度が高いグループだった。音楽活動をしていた当時は、ライブに大勢の男性ファンも訪れた。広告代理店関係者は「特に男性からの人気は随一。親、子、孫と3世代に親しまれており、CMでも非常に引きが強い」と話す。


幅広い人気の象徴する1つが、長年メインを務め高視聴率を記録してきた日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜午後7時)だ。旧ジャニーズ事務所(現SMILE−UP.)時代を含め、STARTO ENTERTAINMENTに所属するアイドルとしても、異例の長寿番組となった。年末の風物詩「NHK紅白歌合戦」には94年から17年まで24回連続出場。23回のSMAPをも上回る、旧ジャニーズ最多記録を誇っている。


「リーダー」城島は、しばしば年齢などについてイジられることもあるが、憎めない笑顔で場を和ませる貴重な愛されキャラ。おとこ気あふれる松岡はお酒が大好きで、自身を「結婚には向いていないタイプ」だと言うこともあるが、スキャンダルとは無縁、仕事前には必ずサウナで汗を流すプロフェッショナルだ。


2度のメンバー脱退など危機を乗り越えた後も幅広い層から支持を受け、今後も長く歴史が続くはずのグループだった。まさかの幕切れのきっかけがメンバーのコンプライアンス違反だとすれば、残念でならない。【横山慧】

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