25日、フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスが定時株主総会を開いた。
フジと言えば、23日、『ぽかぽか』などの総合演出を務めていたバラエティ制作部企画担当部長の鈴木善貴容疑者(44)が、オンラインカジノなどの常習賭博の疑いで逮捕されたばかりだ。
また24日には、同じくオンラインカジノをめぐって山本賢太アナウンサー(27)が単純賭博の疑いで書類送検。『ぽかぽか』で鈴木容疑者と仕事をしていた山本アナは、オンラインカジノについて「鈴木容疑者から教えてもらった」などと話しており、番組内でギャンブルが蔓延していたとみられている。
そんななか、このオンカジ騒動の陰で、あるフジテレビ社員も処分を受けていたという。
フジテレビ関係者が語る。
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「“ウザ強ヨシヤ”というリングネームで知られる現役フジ社員・A氏の処分が公表されたようです。
彼は、5月4日に東京ドームで開催された格闘技イベント『RIZIN男祭り』に、会社の許可なく無断で出場したことがフジ局内で物議を醸していました。
4月9日に『RIZIN男祭り』の対戦カード発表記者会見が行われたのですが、そこにA氏はフジに出場を申し出ることなく登場。これを重く見たフジ側は、就業規則上の問題から“出場を取りやめるように”と、本人と数回にわたって話し合いを行い、A氏には会社から“戒告処分”が下され、彼自身も反省の意を述べた始末書を提出していました。
それにもかかわらず、その数日後にA氏は大会インタビューと試合に強行出場したのです」
5月2日、同イベントのインタビューで、A氏は「どんな処分も受け入れるつもりですし、クビになっても僕はこの試合に出ます」と話し、大会が終わってから会社と話し合う予定であることを明かしていた。
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「この『RIZIN男祭り』への強行出場を受けて、A氏はフジから1カ月の“懲戒休職”の処分を受けたといいます。
A氏自身も《こんな会社いつでも辞めてやるよ》と常々豪語していたにも関わらず、フジ側がクビを言い渡さなかったことに局内では疑問の声が上がっています」(前出・フジテレビ関係者)
身勝手な行動を繰り返しているにもかかわらず解雇を免れているA氏。しかし、フジが彼をクビにできない“のっぴきならないワケ”があるようで――。
「“ウザ強ヨシヤ”ことA氏ですが、じつは彼はキッコーマン株式会社取締役名誉会長の親戚なのです。
キッコーマンは、‘75年から放送されていたフジテレビの長寿番組『くいしん坊!万才』のスポンサーを長年務めており、’19年にA氏が入社した際には“メインスポンサーの親戚”と社内では話題になっていました。
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しかし、中居正広氏をめぐる一連の騒動を受けて、キッコーマンは1月にフジに対して『くいしん坊!万才』の放送中止を要請しており、現在でも放送再開のめどは立っていません。
A氏は通常業務でも問題行動を起こすことがあり、それに加えて今回のRIZINへの強行出場があったにも関わらず、結局のところ“懲戒休職”にとどまりました。クビを言い渡さない会社の対応を受けて、局内では『フジ上層部がキッコーマンに忖度しているのでは』と、その処分に対して疑問の声が上がっています」(別のフジテレビ関係者)
フジ社員たちのモヤモヤの日々は続いている――。
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