映画『#真相をお話しします』最後の2ショット写真(C)2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会 Mrs. GREEN APPLEの大森元貴とtimeleszの菊池風磨がダブル主演を務める映画『#真相をお話しします』(公開中)が、公開62日間(4月25日〜6月26日)で観客動員155万人、興行収入20.8億円を突破する大ヒットを記録している。これを記念して、大森と菊池が“最後のスペシャル対談”を実施。対談の様子は、映画の公式YouTubeチャンネル「#真相の部屋」の最終回にて公開された。
【動画】大森元貴×菊池風磨 スペシャル対談 映画初主演でW主演として、撮影からこれまで共に走ってきた大森と菊池。ふたりだけで撮影を振り返りつつ、演じたキャラクターや撮影時のエピソード、観客から寄せられた反響について本音で語り合った。
特に話題となったクライマックスについては、観客から「傍観者だったはずが当事者に」「自分も映画の一部だった」など、体験型ミステリーとしてのユニークな感想が多く寄せられており、SNS上でも話題を集め続けている。
SNSとの連動展開も成功の一因だ。映画公開直後には、感想投稿用ハッシュタグ「#真相の感想をお話しします」がトレンド入り。さらに、映画化解禁の昨年12月からYouTubeで展開された公式チャンネル「#真相の部屋」は、6月25日時点で登録者数27.4万人を突破し、東宝史上最多の記録を樹立した(※東宝調べ)。
大森と菊池が本作の「#真相」に迫っていく「#真相の部屋」については、映画公開後のSNSでは「#真相の部屋に映画の伏線がありすぎる!」「映画を観た後に#真相の部屋を見ると伏線が全部繋がっているようでゾッとした」という声もあがり、公開前から公開後まで長い期間楽しまれ、その動画総再生回数は1億7000万回を突破した。
そんなYouTubeのみならず、X、Instagram、TikTokでも映画の公式としてさまざまな動画を公開。視聴者の間では「動画に映画の伏線が隠されていた」「観た後にすべてがつながった」との声も多く、映画本編とSNS動画が連動する新たな鑑賞体験として注目を集めている。
■大森元貴×菊池風磨 スペシャル対談 (一部抜粋)
――#これまでを振り返って
菊池:すてきな出会いがたくさんあったなと思います。このお話しをいただいたのは2年前くらいですけど、あのタイミングでなかったら、大森くんとここまで仲良くさせてもらってなかったのではないかって。あれより前でも後でもなくて、良いところにスポっと機会がハマった感じ。わかる?
大森:わかるよ。出会うべく人にはちゃんと出会うんだなっていうのはタイミングとして僕も思いました。ミセス大森とtimelesz菊池って超ポップコーンムービーだと思われると思うわけ。「今流行りの2人が主演やっています!」「客引きでしょ!」と思われてしまうけど、映画の内容が本当にそれをもトリックにできてい
る。より多くの人に見てほしい映画だったから、全部が神がかっていたなと思う。
無駄なことが一つもなかった。僕はそれがとても嬉しいんだよね。全部がトリックだった。
菊池:そうだよね。今大森くんとこれを出来たっていうことが、この上なく意味があることだったんだなと思う。だからこそ、最後の「選べ」で急にお客さんが当事者にさせられる感じ、あの説得力が増している気がする。いつの間にか自分たちも当事者になっていた、させられていたということが、唐突じゃなくて。全部がよかったよね。
大森:その「選べ」も、撮影は夏だったけど公開が4月で。ネットって移り変わりが早いから、公開時はSNSの情勢が変わっていると思ったんだ。撮影では5パターンくらい撮ったほうがいいんじゃないの?と話して、5パターン撮ったもん。あとは編集の時に時代の背景に合わせて好きなものを選んでくださいって話したのを覚えてる。そういうことを含めてSNSに関して高い感度をもってやれたことがチームも含めてとてもステキだった。
――#それぞれが演じた鈴木と桐山の関係性
大森:鈴木はそもそもとても人が好きな人だと思うから、桐山は復讐の対象者でもあるんだけど、「ふるはうす★デイズ」の子供のころのチョモに戻れるような存在だったと思います。難しいことは置いておいて、彼としゃべっている時間が楽しいみたいな側面も絶対持っていたと思う。
菊池:うん、あると思う。最初はそういう導入だったかもしれないけど、コミュニケーションをとっているうちに、桐山は鈴木に相当心を開いていたと思っていて。過去にとんでもないことが起きて…
大森:桐山に起こったことといえばとんでもないことですからね。よく演じたよね。
菊池:それを鈴木という本当の意味での友達を見つけて、心を開ききっていたと思う。
――#映画「#真相をお話しします」について
大森:最後がどうなったのかっていうのは伝えたいメッセージの範疇ではないと思っていて。この映画を観て、映画としてはある側面から語ればとても乱暴な終わり方をする映画でもあるし、でもそれに対する抱きとか、「あれは映画じゃなかった」とか、「すごい考えさせられた」とか、「怖かった」とか、色々な意見があると思うんだけど、この「#真相をお話しします」が描きたかったことの縮図が全部起こっている。だから超無敵な映画だと僕は思っていて。どの意見、どの感想、どの評価もこの映画を表している。それが全部正解だし、間違っていることはなにもないし。すごい映画だったんだなと思った。
菊池:大森くんからもあったけど、「客引きだ」とか言われてもそこから成功しているというか。一手目から。
大森:その通り。それがいち表現者としての大事なスキルの一個であって、ちゃんと見てくれている人がいるっていうことは誇りに思っているから、それを「どうぞこの映画のためのトリックに使ってくれ」って僕は思っていた。
菊池:たしかに。それを全部考えてなのか、声をかけてくださったスタッフさんたちには本当に感謝しています。
大森:いいトリックだった。これはやっぱり風磨くんでなかったら桐山は誕生していなかったと思うし、不思議なW主演だったけど、ものすごく大切なW主演だったなって思う。風磨くんと仲良くさせてもらって、「#真相をお話しします」を背負っているけど、いち個人としては友達ができてよかったなという機会でした。
菊池:僕もそう思います。大森くんでないと鈴木ではないし。とてもいい経験をさせてもらいました。その出会いが一番大きかったと思う。鈴木と桐山もこんな感覚だったのかな?そこも友達になれてよかったし、リアルでも友達になれてよかったと思います(笑)。
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