松本若菜と岩田剛典「ジュラシック・ワールド」で映画吹き替え初挑戦、吉川愛は実写映画初

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2025年06月27日 08:00  日刊スポーツ

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米映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」の日本語吹替版で声優を務めた松本若菜(C)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

松本若菜(41)と三代目 J SOUL BROTHERS岩田剛典(36)が、米映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」(ギャレス・エドワーズ監督、8月8日公開)の日本語吹替版で、映画の吹き替えに初挑戦したことが26日、分かった。松本は米俳優スカーレット・ヨハンソン(40)が演じるシリーズ初の女性主人公ゾーラ・ベネットの声を、岩田は英俳優ジョナサン・ベイリー(37)が演じるヘンリー・ルーミス博士の声を、それぞれ演じる。


また吉川愛(25)が、米俳優ルナ・ブレイズ演じるテレサ・デルガドの声を担当する。21年の米アニメ映画「ラーヤと龍の王国」で主人公の声を演じた経験はあるが、実写映画の吹き替えは今回が初めて。


松本が演じるゾーラは、秘密工作の専門家の役どころだ。「『ジュラシック』シリーズは、知らない世代はいないのでは?というくらい有名なシリーズだと思います。その人気シリーズの声優、しかも主演、そしてシリーズ初めての女性主人公の声を担当することになり興奮しました」と率直な感想を口にした。


「わたしがシリーズを初めて見たのは学生の時ですが、図鑑などでしか見ていなかった恐竜がリアルに動いていることに驚き、また物語の展開にもワクワクしたのを覚えています」とシリーズとの出合いにも触れた。


14年のテレビ東京系アニメ「闇芝居」2期で声優を務めたことはあるが、声優の経験自体、少ない。一方で、アクションにおいても世界的に定評が高いヨハンソン同様、過去に何度もアクションシーンを演じてきた。


「普段は身体も声も使って演じますが、吹き替えを担当するのは初めてです。スカーレット・ヨハンソンさんはとてもすてきな女性で尊敬する俳優の1人。今回は彼女が演じている気持ちを読み取りながら、でもあまり引っ張られ過ぎないよう演じました」とアフレコを振り返った。


そして「『ジュラシック』シリーズの新章が幕をあけます。今回は陸・海・空を舞台に、大迫力で高揚感あふれる作品になっていますので、ぜひ劇場でご覧ください」とメッセージを送った。


岩田は「『ジュラシック』シリーズが大好きで物心つく頃からずっと見てきた作品でしたので、とても光栄でした」と出演を喜んだ。演じるルーミス博士は、人類を救う恐竜のDNAを確保すべく、ゾーラとともに危険なミッションに挑む恐竜オタクの古生物学者の役どころだ。


「ルーミス博士は恐竜オタクで好奇心の塊、また意外と天然なキャラクターでもありますが、知的なジョークを交えながらクルーを和ませるような役割でもあって、演じていて楽しかったです」と役どころを評した。


演じるにあたり「絶叫シーンも多かったので喉のケアは入念に行いました」と振り返った。「新シリーズとして新たな幕開けですので、こうして参加できたことが喜ばしいですし、永く続いてほしいなと思っています。自分自身劇場でどんなアフレコが完成したか、確認しに行きたいと思います」と期待した。


吉川は「お話しをいただいたとき、真っ先に愛犬に伝えました。誰もが知っているこの大作に携わることができると思ったときはとてもワクワクして、台本をいただいたときはゾワっとしました」と笑みを交えてオファーを受けた当時を振り返った。


演じたテレサは、海上で遭難し、ゾーラやルーミス博士とともに島での行動を共にすることとなるデルガド一家の中でも、勇気をもって果敢に危険へと立ち向かっていく長女の役どころだ。「テレサは今どきのクールな女の子ですが、とても家族思いで家族を思って恐竜に立ち向かう姿が魅力的です」と役どころを評した。


そして「今まで『ジュラシック』シリーズを見たことがない方でも心から感動もできますし、シリーズのファンの方も『ここまでのことがまだあったんだ!』というくらいどんどんスケールが大きくなっているので、ぜひ最初から最後まで目を離さずじっくりご覧ください」と呼びかけた。


また、人気と実力を兼ね備えた声優陣も名を連ねた。ゾーラが最も信頼する傭兵、ダンカン(マハーシャラ・アリ)を楠大典、大手製薬会社の代表マーティン・クレブス(ルパート・フレンド)を小野大輔、ダンカンらとともに危険な島へ向かうクルーのニーナ(フィリッピーヌ・ヴェルジュ)を高山みなみ、同じくクルーのルクレール(ベシル・シルヴァン)を大西健晴、もう1人のクルー、ボビー・アトウォーター(エド・スクライン)を玉木雅士が、それぞれ吹き替えを担当。


海上で遭難しゾーラらと行動をともにするルーベン・デルガド(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)を三上哲、デルガド家の末娘で好奇心旺盛なイザベラ(オードリナ・ミランダ)を水瀬いのり、テレサの恋人、ザビエル・ドブス(デヴィッド・ヤーコノ)を小林千晃が演じる。


高山を除いた声優陣は「ジュラシック」シリーズ初参戦となる。それぞれ、コメントを発表した。


楠大典(ダンカン・キンケイド役) とても好きなシリーズなので、オファーをもらった時は相当うれしかったです。最後まで恐竜に食べられないで生き残れる役であればいいなと思いました(笑い)私が演じたダンカンは、お金が全ての傭兵(ようへい)ではなく、人間味のある温かい面も持ち合わせながら筋はしっかり通すという、すごくカッコいいキャラクターです。本作はみんなが楽しみに待っていた夏にぴったりな作品です。今回は女性がすごく活躍する物語になっていますし、恐竜もこれまでのシリーズと比べて、さらに大迫力ですので、ぜひ楽しみにしていて下さい。


小野大輔(マーティン・クレブス役) 歴史あるシリーズの新たなる物語に参加することができて光栄です。僕が演じるクレブスは大手製薬会社の代表でありながら、大きな野心をもったくせ者。こういった役柄を演じさせてもらえることも役者として光栄でした。本作はもう理屈抜きにずっと面白いです。超王道のアドベンチャー。「ジュラシック」シリーズの良さがこれでもかと詰め込まれてます。安心してワクワクドキドキしてください!


高山みなみ(ニーナ役) 今作も劇場に行くのを楽しみにしていたので、オファーを頂いた時は本当にうれしかったです。フライングでストーリーを知ってしまうちょっとした罪悪感も、喜びの1つです。私が演じたのは、キビキビと動くボーイッシュなニーナ。彼女がどんな働きをするかお楽しみに。人間が生み出した恐竜の運命と、相対する人間の運命。そしてその結末は?ぜひ劇場で見届けてください。復習として「ジュラシック」シリーズをご覧になると、より楽しめると思いますよ。


三上哲(ルーベン・デルガド役) ルーベン・デルガド役の吹き替えを担当させていただきました三上哲です。彼は一般人で娘2人そして娘の彼氏とともに夏休みの旅行中に巻き込まれてしまいます。父親として家族を守ることができるのか…? 長く続いているこのシリーズに初参加させていただきとても光栄に思っています。これでもかと次々と襲いかかってくる展開はまさにスリル満点の冒険アトラクション! ぜひ大きいスクリーンで満喫していただけたらと思います。


水瀬いのり(イザベラ・デルガド役) 新章幕開けというとても喜ばしいお知らせとともに本作に出演させていただけることとても光栄に思います。わたしが演じるイザベラはまだ幼いためたくさんの困難や出会いに対し純粋な気持ちと思考で立ち向かい成長して行きます。陸・海・空それぞれの視点で描かれていく大迫力の本編を、ぜひ劇場で体験してください。


小林千晃(ザビエル・ドブス役) 僕が4DXで初めて見た映画が「ジュラシック・ワールド」だったのですが、今でもあの時の臨場感は忘れられません。そんな作品の新章に関われることを心から光栄に思いますし、今から劇場で見るのがとても楽しみです。僕が吹き替えを担当させていただくザビエル・ドブスは、優柔不断で軽薄そうな雰囲気の若者ですが、どこか憎めない人物です。そんな彼がどのような活躍をするのか、ぜひご注目ください! 最高にエキサイティングでスリリングなアドベンチャー映画に仕上がっております。今年の夏はぜひ劇場で「ジュラシック・ワールド/復活の大地」をご覧ください!

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