
【写真】藤間爽子は、のちの歌麿(染谷将太)の妻役 甲斐翔真は新之助(井之脇海)と共に世の流れに立ち向かう大工に
本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった蔦屋重三郎の生涯を、笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。脚本は森下佳子。
歌手・新浜レオンが演じるのは富本豊前太夫の後見で実力派の太夫・富本斎宮太夫(とみもといつきだゆう)。江戸浄瑠璃の流派のひとつ、富本節の全盛期を支えた人物で、江戸で米不足が深刻化し、打ちこわしが相次ぐなか、蔦重(横浜)とともにある策を講じる。
新浜は「この度は、小さい頃から憧れていた大河ドラマに出演させていただけること、本当に夢のようで大変光栄です。今回の富本斎宮太夫役は、歌(語り)の力で、ある事件を落ち着かせるということで、日頃から歌手として活動している言葉、メッセージと重なるところもあり、江戸時代の背景、歴史を勉強しながら、今できる100%の歌でドラマを盛り上げられるように全力で挑戦します!」と意気込みを語った。
藤間爽子は、とある場所で、喜多川歌麿(染谷将太)と出会い、妻となるきよを演じる。歌麿の画風にも、大きな影響を与える存在となる彼女。やがて、激動の時代の中で、2人の運命も変化していく。
|
|
甲斐翔真が演じるのは、新之助(井之脇海)の住む深川の長屋のそばに暮らす大工・長七(ちょうしち)。短気でケンカっ早いが、理不尽を見過ごせない真っ直ぐさを持つ。度重なる天災や、その影響による米不足で混乱する江戸市中で、生活に困窮する市民のリーダー格の一人として、新之助と共に世の流れに立ち向かう。
甲斐は「憧れの大河ドラマへの出演、大変嬉しく思っています。約5年ぶりのドラマ出演になるのですが、緊張する間も無く、すぐに作り込まれたセットと雰囲気に身を任せることができました。大河ならではの雰囲気を楽しみながら、物語のメッセージを視聴者の皆さんに伝えられるように頑張ります!」とコメントした。
菊田一夫演劇賞・演劇賞も受賞した甲斐は、NHK‐FM「ウエンツ瑛士×甲斐翔真の妄想ミュージカル研究所」に出演中。6月29日22時の放送で、甲斐が『べらぼう」出演への意気込みを語る。
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、NHK総合にて毎週日曜20時ほか放送。
|
|