山口達也氏が姫路で講演　アルコール依存症から立ち直る姿をリアルに語るもTOKIOには触れず

解散発表したTOKIOの元メンバー山口達也氏（53）が28日、兵庫県姫路市内で講演会を行った。

講演会のタイトルは「孤独からの脱却」で、会場は姫路市市民会館大ホール。約800人が無料招待された。正午前、JR姫路駅に到着した山口氏は黒いマスクとメガネをつけていたが、リラックスした表情。関係者とともに迎えの車に乗り込み、会場に向かった。

会場入り口には「録音、撮影厳禁」の注意書きが張られ、取材関係はシャットアウト。約1時間半の講演後、観客の声を集めた。

「アルコール依存症に苦しむ姿を赤裸々に語ってくれた」「依存症から5年をかけて自分を見つめ直し、立ち直るまでの経験を話した」「最初こそ司会者がいたが、途中からはひとりでしゃべりっぱなし」「最後は大きな拍手があがりました」

ただ、TOKIOの解散やメンバーについては一切触れることはなかったという。

山口氏は1994年7月、城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也とともにTOKIO結成。同年から24年連続でNHK紅白歌合戦に出場した。しかし強制わいせつ容疑で書類送検されていたと報じられ、山口氏が2018年5月、グループ脱退、ジャニーズ事務所から退所した。その後、飲酒運転防止インストラクター、依存症予防教育アドバイザー、メンタル心理カウンセラーなどの資格を取得。講演活動を行っている。