爆笑問題太田光(60)が29日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。25日に行われたフジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の株主総会について私見を語った。
番組ではMH側が提案した新取締役候補11人が全員選任されるとともに、“物言う株主”ダルトン・インベストメンツの提案は否決されたことなどを報じた。
デーブ・スペクターは、株主総会がフジ側にとって「成功」だったとした上で、今後の魅力的なコンテンツ制作が重要と指摘。「株主総会はメチャ暗い感じだったんですけど、元々暗いテレビ局じゃないですので、今からそれをやらなきゃいけないと思うんです。空気づくりですよね」と語った。
ここで太田が「楽しくなければテレビじゃないを撤回したのは…」と、取締役相談役を退任した日枝久氏が中心となって80年代に立ち上げたスローガンを、同局が今年4月に撤回したことに言及。デーブは「撤回したのはダメですよ、あれ大失敗ですよ」と応じた。
太田は「我々が当時思ったのは、『楽しくなければ』というのは、テレビ局の人だけじゃなくて、視聴者もみんなが楽しくなければ、という意味合いで取っていたので、それが前言撤回するのか、ということですよね」と補足。デーブも「今こそそれを言って欲しいぐらいですよ」と語った。
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この話題はいったん終了したが、杉村太蔵氏が別のコメント後に「ちょっと気になったんですけど『楽しくなければテレビじゃない』って、もし今回、株主総会で言ったら、乗り切れなかったんじゃないかな、って思うんですけど。変わろうとしているタイミングですから、今」と、デーブの主張に対して異論を述べた。
ここで太田は割って入るように「それはテレビの根幹の部分だから、(株主総会を)乗り切る、乗り切れない、じゃないと思うんですよね」とコメント。杉村氏は険しい顔で見ていたが、太田は「ポリシーとして、『楽しくなければテレビじゃない』というのを変えるというのは、結局最初に言っていた『楽しくなければ』というのは、テレビ局員が、という解釈に今、なっちゃっているけど、本来違ったはずなんですよ、我々が視聴者が見ていた時は」と持論を展開し、杉村氏もうなずいた。
太田はフジの対応について「それは批判されようが何しようが、やっぱり掲げたものとして、解釈をちゃんと説明するということは、僕は本当は望ましかったな、と、いち視聴者として、フジテレビのファンだった、今でもそうですけど、そういう人間としては思いますけどね」と胸中を語った。
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