30日 九州から関東は猛暑とにわか雨に注意 東北や北海道の日本海側は昼頃まで雨

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2025年06月30日 07:00  日本気象協会

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日本気象協会

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今日30日も広い範囲で晴れて、九州から関東を中心に猛烈な暑さ。にわか雨は山沿いが中心ですが、局地的には激しい雨が降るおそれも。東北や北海道の日本海側は昼頃にかけて雨が降りそう。

午後は所々でにわか雨 北日本は曇りや雨

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今日30日も高気圧に覆われて、沖縄や九州から関東甲信、北陸は晴れるでしょう。朝から強い日差しが照りつけるため、日傘や帽子などで日差しを避ける工夫が必要です。東北南部も雲が多めなら、日差しが届くでしょう。午後になると山沿いを中心に雨雲が湧いて、局地的にはバケツをひっくり返したような激しい雨が降りそうです。雨雲が通り過ぎるまで、安全な建物で過ごすなどしてください。

東北北部や北海道は、サハリン付近を進む低気圧や湿った空気の影響で、曇りや雨の所が多いでしょう。日本海側は昼頃にかけて雨が降りやすく、雷を伴って雨脚が強まる所もありそうです。太平洋側も局地的に雨が降るでしょう。

西・東日本 体温並みの暑さの所も

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最高気温は全国的に平年より高く、暑さが続くでしょう。最高気温35℃以上の猛暑日地点は、昨日29日より増えて、100地点に迫る可能性があります。

最高気温は、沖縄では35℃近くまで上がる所もあり、まとわりつくような不快な蒸し暑さが続きます。九州から関東甲信、北陸は33℃前後の所が多く、内陸ほど気温が上がりやすいでしょう。熊本や佐賀、奈良、福井、富山、甲府、長野、さいたまなどで35℃と猛暑日の予想です。岡山や京都、名古屋、岐阜、埼玉県の熊谷などで36℃、前橋は37℃と体温並みの暑さになるでしょう。東北も広く30℃以上、北海道は28℃前後と、真夏のような暑さが続きそうです。

熱中症警戒アラートが、今年最多となる17県に発表されています。暑い時間帯の外出は避けて、昼夜を問わずエアコンを使うなど、できる限りの対策をしてください。

【熱中症警戒アラート】
沖縄県(本島地方・大東島地方・八重山地方)、鹿児島県、宮崎県、熊本県、佐賀県、長崎県、大分県、福岡県、山口県、高知県、愛媛県、香川県、徳島県、島根県、広島県、兵庫県、三重県

雷雲が近づくサイン その時どうする?

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気温の上昇や上空の寒気の影響で、明後日7月2日にかけてもあちらこちらで雨雲が発達するでしょう。晴れていても、空模様の変化に注意が必要です。

外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

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