歌謡コーラスグループ純烈が30日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、「15周年だよ!純烈コンサート2025 純子・烈男 全員集合!!」を開催した。
同コンサートはストーリー仕立てで展開。舞台は2040年6月、63歳になった白川裕二郎の歌手生活30周年、ソロ活動15周年という設定だ。ゲストに酒井一圭、後上翔太を呼び、“大御所”となった白川の純烈時代のシングル曲を、25年からデビュー曲へとさかのぼっていく、という内容で進められた。
司会の「本日は白川裕二郎の歌手生活30周年、ソロ活動15周年コンサートにお越しいただき、ありがとうございます」というあいさつからコンサートはスタート。幕が開くと、ステージセンターに白い衣装の白川(48)。赤いペンライトが振られる中、ソロデビュー曲(という設定で)「汚れなき人よ」を歌った。
白川はソロ活動後、武道館公演、紅白出場、アジアツアーも行う“大御所”に成長(という設定)。「15年も前の曲だけど、初めて歌った時のように緊張した」とし、「皆さんの前で、1秒でも長く歌っていけるように頑張っていきたいです」とほほ笑んだ。
後上(38)はジャイアンツ芸人、酒井(50)は競馬評論家としてゲスト出演。3人で最新曲「二人だけの秘密」をフルコーラスで披露した。
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その後、15年間の歴史を振り返った。だが、時間的、体力的問題から、それぞれ1コーラスずつとなった。25年3月に卒業した岩永洋昭(45)。後上は「色黒でクロマティーみたいだった」とキャラを守って語った。酒井が「ものすごくかっこよかった」ともち上げると、白川は「楽屋でよく足の裏の皮をむいていた」と下げた。
また22年12月に卒業した小田井涼平(54)について、酒井は「外づらが良かった」と称し、会場を笑いに包んだ。
18年12月、「プロポーズ」で紅白初出場を果たすが、その翌年早々、友井雄亮氏の不祥事で酒井が頭を下げることになる。酒井は「まあ、いろいろあったね」と苦笑い。司会の「今日は白川さんのおめでたい席ですから」という言葉でこの話題は終了となった。
6人体制から最初に脱退した林田達也氏について、白川は「人間的には優しいヤツだった」とした。
本編最後のMCで酒井は、新浜レオンにちなんで「“純烈”と言ったら“頑張れおん!”って言ってくれ!」と呼びかけ、実行。「あいつ、こんな気持ちなんだ」と笑った。白川は「1つになったな」と笑みを浮かべた。
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今回は純烈らしからぬ、MC少なめのコンサートとなった。約2時間の駆け足で純烈の歴史を振り返り、最新曲など全21曲を披露した。酒井がソロ曲で歌詞を忘れるシーンもあり、メンバーが舞台を降りて客席を回るファンサービスタイムあり。終始笑いに満ちた時間となった。
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