
歌舞伎俳優の中村七之助さんが、挙式披露宴を開き、会見を行いました。
【写真を見る】【ほぼ全文】【 中村七之助 】 神前式のウエディング 喜びの会見 「一問一答」 「歌舞伎界の諸先輩方を見習ってちゃんとしっかり尻に敷かれようかなと思ってます」
七之助さんは和装で報道陣の前に現れ、“たった今、このホテルオークラ内の式場にて、神前式を行わせていただきまして、晴れて夫婦になれたことを報告します“と、妻・杏奈(あんな)さん(35歳)と挙式を終えたことを報告しました。
左手には、妻・杏奈さんが選んだという結婚指輪がキラリ。七之助さんは“恥ずかしいですね“と照れ笑いしながら報道陣に指輪を披露しました。
《 以下、七之助さんとの一問一答 ほぼ全文掲載 》
Q:今後、私生活の時は指輪をしますか?
七之助 “ 入籍は4月22日にしておりますので、今日までずっと、(指輪を)無くさず付けております “
Q:挙式を終えられた直後のお気持ちを教えていただけますか?
七之助 “ 私も42歳なので、ちょっと中年の結婚式に皆様足を運んで頂いて本当に申し訳ないなって気持ちでいっぱいだったんですけれども、妻の方のご親族の方々もすごく喜んでくれたので、本当に結婚して良かったなと純粋に思っております “
Q:涙はありましたか?
七之助 “ 涙はなかったです。笑いの方があったかな。指輪を交換するんですけれども、妻が私の指輪に指輪をする時ですね、6月博多座でちょっと食べ過ぎたのか、指輪がすんなり入らなくてですね、途中で諦めました。そこで笑いが起きておりましたけど、良い式だったんではないかと思います “
Q:何が結婚の決め手になりましたか?
七之助 “ これはですね、僕もこういう取材があった時には、結婚しないんですかって言われた時に「結婚しない宣言」をずっとしてたんですけれども、本当に私も(結婚を)しないで一生を終えるだろうなと本気で思ってたんです。ですから、これはよく皆さま「タイミング」とか言うじゃないですか。これ本当にそうだなと。運命というよりもタイミング。妻の方もとてもバリバリ仕事をしていた人なので。妻の方も本当に結婚せず人生を送ると思ってたそうです。なんですけど、その2人が…これ本当に決め手というのはないんですよね。本当に「結婚しよう」と思ったタイミングは一致した。一緒にいる中でということしか多分考えられないなと思っております “
Q:奥様がどんな方なのか教えていただけますか?
七之助 “ すごく芸も熱心で、芸事をたくさんやってる人でして、やはり私たち歌舞伎の世界に生きておりますので、2人で力を合わせて、この後の人生を進んでいける、素晴らしい女性だと思いますし、とても優しい妻ですね “
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Q:一番惹かれたのは、どんな部分でしょうか?
七之助 “ 芸に厳しく、真面目だというところが一番ですね。やはり歌舞伎が好きっていうのが、僕の結婚の条件。生意気に条件なんか言いますけども。やはり歌舞伎が好きでないと、私も歌舞伎が大好きなので結婚は絶対できないなと思ってるんですけど、その点に関しては、本当に芝居が好きで好きで、自分も芸事が好きな人なので、一緒になってこの歌舞伎の道を歩んでいけるんじゃないかなと強く思いました “
Q:交際期間はどれぐらいだったんでしょうか?
七之助 “ 2年ぐらいですね “
Q:第一印象はどんな感じだったんですか?
七之助 “ かわいらしい方だなというのがまず第一印象で、あまりこう、ビビッと、という「この人と結婚するんだ」というのは全くありませんでした。 “
Q:一部報道には七之助さんの一目惚れというような書き方もありましたが
七之助 “ そうしておいてください。はい、一目惚れです “
Q:結婚を意識してから変わったことはありますか?
七之助 “ 家族に会って、どういう反応かなと思ったら、すごく喜んでくれてですね、周りの友達とかも本当にびっくりするぐらい自分のことのように喜んでくれたのが、まず心配をかけてたんだなと。独身で皆に心配をかけてたなっていうのも1つありますし、しっかり自分のことは自分でやるように、もっともっとやらなくちゃいけないのだなという思いになりましたし。まだ妻としては、例えば歌舞伎座のロビーでご挨拶とかいうことはしてないので、多分ですけれども8月からそういったことをし始めるので、私の芝居がダメだったら声はかけられないですし、うちの妻が胸を張って堂々とロビーにいられるような良い芝居をしなくちゃいけないなと、より強く思いましたね “
Q:奥様のことはなんて呼んでるんですか?
七之助 “ 杏奈という名前なので、「杏奈」と “
Q:ご結婚の報告をした時、お母様、お兄様の反応教えてください。
七之助 “ すごく喜んでました。「良かったね」と言ってくれましたね。うちの妻もすごく緊張していたので、やはり歌舞伎の世界に入ってくるっていうのはなかなか…そんなに実は大したことないんですよ。大したことないんですけども、やはり妻は最初緊張してたんですが、母、兄、共々も喜んでくれてですね。特に長三郎 ( 勘九郎さんの次男 )、甥っ子がですね、すごくびっくりするようなことを言いまして。「杏奈さんの幸せを1番に考えてください」って言ったんですよ。びっくりするでしょ。もうたまげちゃって。もう結婚報告どころじゃない。この人は人生を何周してるんだろうっていう。たまげました。本当に。それでホッコリしましたし、妻も本当に笑顔になったんで。家族仲いいんで、一員になってですね、一生懸命生きていきたいなと思います “
Q:お父様 ( 故・中村勘三郎さん ) にもご報告を?
七之助 “ もちろんですね。父には一番いて欲しかった。父は同じ場所で結婚式を数十年前に母とやった時に、お酒を飲みすぎてベロベロで立てなくて、金屏風につかまらないと立てなくて、うちの母から初めて怒られたのはココでございました。で、数年前の兄の結婚式も同じところだったんですけど、その当時うちの兄は勘太郎だったんですね。そん時も最後のご挨拶で ( 勘三郎さんが ) ベロベロになって、「愛ちゃんは太郎 ( 勘九郎 ) の嫁になる」って歌ったんですよ。ファニーなお父さんだったんですけども、今日は上でどんなファニーなことをしてくれてるのかなと思うと、ちょっと胸がいっぱいですけどもね、今日ぐらい降りてきてほしいなと思っています “
Q:2人でどんな家庭を築いていきたい?
七之助 “ 長三郎の ( 言うように )、まず杏奈の幸せを1番に考えて。あとは、歌舞伎の世界でございますので、2人で力を合わせて、歌舞伎のために少しでもなるように、芸道に励んで。家庭では本当に中村屋もそうですけれども、波野家全て家族がすごく仲いいので、ずっとそのまま仲良いまま人生を歩んでいけたらなと思っております “
Q:奥様の得意な芸事は?
七之助 “ 三味線が、名取の名前も持ってますし。僕はその三味線を聴いて惚れたって言ってもいいぐらいな三味線の腕前なので。稽古も一緒にできますので、本当に一緒になって歩んでいけるパートナーだと思っております “
Q:すでに一緒に暮らしていると思いますが独身の時と比べてどうですか?
七之助 “ あまり変わらないんですよね。他人と暮らしてるというか感覚も全くないですし、向こうがどう思ってるかは分かりませんけれども、僕は新しい感じではないです。とても楽しく毎日を過ごさせていただいてます “
Q:一緒にいて幸せを感じる瞬間は?
七之助 “ おいしい食事を食べたりですね、妻の手料理を食べてみたり、いろんなことに挑戦する。ああだこうだって話しながら。旅行も好きだったりするので旅行に行ったり、あとサウナが好きなのでサウナに一緒に行ったり。本当に日常の些細なことが幸せですね “
Q:まだ喧嘩はしていないですか?
七之助 “ ほとんどしないです。妻が優しいので。歌舞伎役者のお嫁さんは怖いってよく言いますけれども、うちの妻はすごく優しいので。歌舞伎界の諸先輩方を見習ってちゃんとしっかり尻に敷かれようかなと思ってます “
Q:プロポーズはどちらから?
七之助 “ 私からプロポーズをしました。妻が大好きなお料理屋さんがあるんです。4月の22日が誕生日なんですけども、その日に。その前の年に同級生とか色々な人たちと初めて海外旅行に行ったんですよ。スリランカだったんですけども、そのスリランカはサファイアが有名で。友達に協力をしてもらって、スリランカのサファイアを結婚指輪にして渡して「結婚してください」と “
Q:その時の奥様の反応は?
七之助 “ びっくりしてました。泣いてびっくりしてましたけれども、快く「はい」と言ってもらえた “
Q:婚姻届を出したのも4月22日?
七之助 “ そうです。( 指輪を ) 渡して1年結婚の支度とか準備とか色々ありましたんで、私もちょっと忙しかったので、1年かかってですね。4月22日にその石を渡して( プロポーズ )、7月7日の七夕に指輪ができて、次の年の4月22日に婚姻届を出したという形です “
Q:婚姻届は2人で出しに行ったんですか?
七之助 “ はい “
Q:どんなお気持ちでしたか?
七之助 “ いろんな不備があると受理されないって聞いてたので、そればっかり考えてました。大丈夫かなと。そっちの方が心配でした “
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Q:奥様には色々苦労もかけると思いますけれども、いかがでしょうか?
七之助 “ 縁の下の力持ちとして中村を支えてもらうことになるんですけれども、やはり全力で私もできる限りのことはサポートをして、つらくないように。同じ方向を向いて突き進んでいきたいなと思っております “
Q: ( 兄嫁の ) 愛さんがいらっしゃるから心強いのでは?
七之助 “ 母もいますし、愛さんもいますし、本当に心強い2人がいるので、色々勉強させていただきたいなと思っております “
Q:七之助さんは杏奈さんから何と呼ばれてるんですか?
七之助 “ 僕は本名が隆行と言うんです。「隆行さん」と言われております “
Q:歌舞伎界の中で、一番にお祝いを言われた方は
七之助 “ 一番最初に電話がかかってきたのが ( 片岡 ) 仁左衛門さんです。すごく喜んでくださいまして。「ああ、こんなにも心配をかけてたんだ」っていうぐらい連呼してました。「良かった、良かった」って。嬉しかったです “
Q:奥様の手料理で一番好きなものは何ですか?
七之助 “ 色々あるんですけれども、ささみの生姜焼きとかですね。あと、妻、ラーメン屋でバイトをしてまして。餃子を作るのが死ぬほどうまいのでその餃子はめちゃめちゃ好きです “
【担当:芸能情報ステーション】