「あなたを奪ったその日から」最終話(C)カンテレ北川景子主演「あなたを奪ったその日から」の最終話が6月30日放送。紘海と美海/萌子、旭に訪れた“結末”にSNSでは「予想外のハッピーエンド」「ハッピーエンドで良かった」などの声が上がる一方、玖村へは“励まし”のコメントも多数寄せられている。
アナフィラキシーショックで最愛の娘を失った母親が、その原因となった惣菜店を経営していた男性の娘を誘拐。自分の娘として育てることになるが、12歳になった娘が自分の素性を知ることになる…という展開の本作。
美海を旭のもとに返す際、ひどい言葉を浴びせたことを後悔する中越紘海を北川が演じ、美海として育った萌子を取り戻し、自宅でともに暮らすことになった結城旭には大森南朋。紘海とともに逃げようとするが旭のもとに引き取られ、前回のラストでは結城家に馴染んだようにふるまう中越美海/結城萌子に一色香澄。
食品事故の原因となる食材を混入させたことを告白した旭の長女・結城梨々子に平祐奈。人生を狂わされた原因の梨々子に惹かれている玖村毅に阿部亮平(Snow Man)。食品事故の真相を知り旭に裏切られたことに強く憤る望月耕輔に筒井道隆。父の“仇”をとるため食品事故の真相を暴こうとしてきた砂羽に仁村紗和といった顔ぶれが出演した。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
美海/萌子が結城家での暮らしに落ち着いてきたある日、彼女が置き手紙とともに姿を消す。手紙には“いい子のふりをしていたのはお母さんが捕まって欲しくなかったから。旭に対しては心を閉ざし続けるつもりだったがいい人だとわかった”と書かれ、続けて“もう1度お母さんに会いたい。離れていてもお母さんは私の中にいる”と、紘海への強い想いが綴られていた。自宅に現れた旭から美海/萌子がいなくなったことを聞いた紘海は、萌子/美海が以前行きたいと話していた“鉄道オタクの聖地”のことを思い出す…というのが最終話のストーリー。
その後、旭は紘海と美海/萌子が“親子”として暮らし続けることを許し、美海/萌子は紘海とも旭とも“親子”として生きていく…というラストとなった本作。視聴者からは「最後、美海ちゃんと紘海がハッピーエンドで良かった」「予想外のハッピーエンドな終わり方に感動した」「美海ちゃん(萌子)にはどうしても幸せでいてほしかった私からするとハッピーエンド」などハッピーエンドを喜ぶ声が続出。
一方、灯の命を奪いながらも平穏に生活を送り続ける梨々子に憤る玖村は、食品事故の真相と美海/萌子が事故被害者の遺族に誘拐されていたことを告発するが、旭によって否定され“不発”に終わってしまう。それでも梨々子は職を追われ、終盤で玖村はハローワークから出てくる梨々子と出くわす。しかし玖村を恨まず前を向いて生きていこうとする梨々子の姿に、玖村は自分を「恨んでくれよ」と叫んで泣き崩れる…。
そんな玖村の末路には「玖村くん一人だけ哀れすぎてめちゃくちゃ」「何も悪いことしてないのに救われなくてただただ不憫だった」などといった感想とともに「物凄く心配になっちゃった玖村幸せ掴むんだよ玖村……」「玖村?堕ちたなら、後は這い上がるだけよ。さっさと前に進め」など、彼の今後に思いをはせる励ましのコメントも数多くSNSにポストされている。
(笠緒)