『プロジェクト・ヘイル・メアリー』ライアン・ゴズリング主演、『オデッセイ』原作者のベストセラー小説を映画化した『プロジェクト・ヘイル・メアリー』からUS版予告が解禁、2026年に日本公開される。
原作は、「火星の人」が映画『オデッセイ』として映画化されたアンディ・ウィアーの同名小説。
2021年5月の刊行直後に、ニューヨーク・タイムズのベストセラー・リスト1位を獲得。ロサンゼルス・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルと名だたる大手媒体でもベストセラー・リスト入り常連となり、わずか半年でミリオンセラーを達成。
マイクロソフト創始者のビル・ゲイツが選ぶ「2021年に読んでおくべき5冊の課題図書」や、バラク・オバマ元大統領の「2021年のお気に入りの本」にも選出されたほか、科学専門家も熱烈に推奨するなど、高い評価を受けている。
その「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の映画化を最も強く推し進めた人物は、本作で主人公を演じる俳優ライアン・ゴズリング。
彼は刊行前の原稿を手にしてすぐに作品に夢中になり、読み終える前から「この壮大な物語を映画にするには、“彼ら”しか考えられない」と確信し、自ら『スパイダーマン:スパイダーバース』でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した2人組クリエイターのフィル・ロード&クリストファー・ミラーの監督起用をスタジオに働きかけた。
その情熱的な行動が実を結び、2人が正式に監督として参加。自らもプロデューサーとして参画し、さらに『スパイダーマン』シリーズ成功の立役者であるプロデューサーのエイミー・パスカルも加わった。
脚色は、「火星の人」を脚色した『オデッセイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたドリュー・ゴダート。最高のクリエイターチームが集結した。
全世界解禁された予告は、中学校で科学教師として働く主人公ライランド・グレース(ライアン・ゴズリング)が、宇宙船の中で昏睡状態から目覚めるところから始まる。
なぜ宇宙飛行士ではない、いち教師が宇宙にいるのか…。グレースが記憶を辿っていくなかで、自身が“ヘイル・メアリー計画”に参画していることを思い出す。それは、太陽系の破滅的な危機によって滅亡に瀕した地球と人類を、グレースが解決するという“イチかバチか”のプロジェクトだった!
宇宙でひとり、ミッションを続けるグレースだったが、危機に挑んでいたのは、彼ひとりではなかった――。
ポスターには、宇宙船ヘイル・メアリー号の窓から宇宙にただよう“何か”を見つめるライアン・ゴズリング演じる中学校の科学教師ライランド・グレースの姿が捉えられている。
今回、6月27日22時にXにて30日の予告編解禁が告知されると、少しでも映像で見る前に原作を読んで欲しいという既読勢のレコメンドの大合唱が巻き起こり、電子書籍版の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」上下巻は、Kindle売れ筋ランキング(英米文学)で1位と2位を獲得するほどの人気となっている。
日本では2021年12月に早川書房から刊行されると、日本国内でも優秀なSF作品およびSF活動に贈られる第53回星雲賞<海外長編部門>を受賞。さらに小島秀夫、佐久間宣行、星野源をはじめとする著名人がこぞって推薦したことで、SNSでも「ネタバレに遭う前に読んでほしい!」という口コミが広がり、“何も言えない”ネタバレ厳禁の作品として注目された。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は2026年、全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)