【大井・帝王賞注目馬】中央馬の15連勝か、地方馬が意地をみせるか ダート王者決定戦に13頭

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2025年07月02日 11:30  netkeiba

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帝王賞2025に出走するミッキーファイト(c)netkeiba
 7月2日(水)に大井競馬場で行われる帝王賞(4歳上・JpnI・ダ2000m)。1986年に中央、地方の交流競走となり、97年のダートグレード制導入と同時にGIに格付けされた。現在では上半期のGI戦線を締めくくる一戦として、また上半期のダート王者決定戦として定着している。今年は開催日割りの関係から、レース史上初めて7月に実施される。

 今年は中央5頭、地方8頭の計13頭が出走。うち9頭が重賞ウイナーという好メンバーで争われる。古くはチヤンピオンスターやフェートノーザン、90年代ではメイセイオペラやアブクマポーロが迎え撃ってきたが、近年は地方所属馬が苦戦傾向で、JRA所属馬が11年から14連勝中。今年は果たして。発走予定時刻は2日(水)の20時05分。主な出走馬は以下の通り。

■ミッキーファイト(牡4、美浦・田中博康厩舎)

 4代母がダイナカールで、近親には活躍馬がズラリと並ぶ良血。これまで8戦してすべて3着以内に入っており、フォーエバーヤングなどと共に世代をけん引している。とりわけ前走のアンタレスSは1000m通過60.8秒の厳しいペースを2番手から楽々押し切って2馬身半差の完勝と、GIIIでは力上位なところを見せつけた。前走白星の勢いに乗り、待望のビッグタイトル獲得へ。

■ウィルソンテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎)

 芝では芽が出なかったが、デビュー4戦目で路線転向すると、23年1月の招福Sまで4連勝を飾ってOP入り。さらに同年のかきつばた記念を皮切りに重賞3連勝を挙げ、一躍ダート界の超新星に名乗りを上げた。その後、GI/JpnIでは惜敗が続いたものの、24年のJBCクラシックでついに悲願達成。今回の帝王賞は昨年2着の雪辱と、さらなるタイトル積み上げに燃えるところ。

■ディクテオン(セ7、大井・荒山勝徳厩舎)

 JRA所属時に23年浦和記念、名古屋グランプリ、24年白山大賞典とダートグレード競走を3勝している実績馬。今年の春から大井競馬に移り、初戦のダイオライト記念は4着だったものの、続く川崎記念で2着と改めて実力を示した。脚の使いどころが難しい印象だが、帝王賞は昨年3着の舞台でもあり、展開や相手関係ひとつ。古巣の強豪を撃破し、15年ぶりの地方馬Vを狙う。

■シンメデージー(牡4、高知・打越勇児厩舎)

 昨年の東京ダービー4着、ジャパンダートクラシック5着でともに地方馬最先着となり、ダート三冠路線で話題をさらった。その後も暮れの名古屋大賞典で3着、今年の佐賀記念、名古屋グランプリでともに2着と、悲願のダートグレード競走Vまであと一歩にせまっている。さすがにJpnIとあって相手もより手ごわくなった印象だが、高知生え抜き馬が夢を叶えるか。

 そのほかにも、昨年の東京ダービー馬ラムジェット(牡4、栗東・佐々木晶三厩舎)、平安Sを快勝したアウトレンジ(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)、復活が待たれる南関東三冠馬のミックファイア(牡5、大井・渡辺和雄厩舎)などが出走を予定している。

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