北九州記念勝ち時計ランキング 1位は菱田裕二騎手の重賞初V

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2025年07月02日 12:00  netkeiba

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アレスバローズ(ユーザー提供:だんさん)
 7月6日(日)に小倉競馬場で行われる北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)。1966年の創設から長らく芝中距離で施行されたが、06年に現在の距離となった。サマースプリントシリーズの一角をなし、“ナツコク”を飾る名物重賞となっている。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。

■5位 1分7秒1 2010年 メリッサ

 直前のアイビスSDは1番人気に支持されたものの、勝負どころからずるずる後退し1番人気18着という結果。駒を進めた北九州記念は5番人気で出走し、巻き返しを図った。好スタートを切ったが、他馬をいかせて内ラチ沿いに付け、道中は後方寄りに待機。4コーナー過ぎから馬群のあいだを割って鋭く伸びると、連れて抜け出しをはかったスカイノダンに半馬身差を付ける完勝劇を見せた。

■3位タイ 1分6秒9 2012年 スギノエンデバー

 2歳時に2勝を挙げ、3歳時のファルコンSで2着に入り、しばらくはOPに在籍していたが、4歳夏に1000万下へと2段階降級。クラス再編成後は4着、3着と勝ち切れなかったが、北九州記念と同じ芝1200mの佐世保特別でひさびさの白星を飾ると、果敢にも北九州記念に挑戦。8番人気と伏兵の一角に過ぎなかったが、前崩れの展開に乗じて大外から差し切り、準OPクラスからの格上挑戦で初タイトルを手にした。

■3位タイ 1分6秒9 2022年 ボンボヤージ

 OP昇級後は22年北九州短距離Sの8着が最高で、近3走連続で二桁着順という結果から、18頭中16番人気、単勝164.3倍とまったく期待されていなかった。道中は内ラチ沿いの7、8番手を追走し、勝負どころから徐々に進出すると、直線は各馬が外寄りに持ち出したため進路を楽に確保できた。川須栄彦騎手がいざ追い出すと、じわじわと伸びて先頭に立ち、51kgの軽ハンデも味方に大波乱を呼んだ。

■2位 1分6秒7 2013年 ツルマルレオン

 同年春のオーシャンSで3着に入っていたが、高松宮記念は12着、直前のバーデンバーデンCは8着に敗れ、6番人気の単勝10.2倍と決して評価は高くなかった。スタートするとわずかに立ち遅れ、鞍上が押していったが10番手。逃げたアイラブリリが前半3Fを32.2秒でとばしたこともあり、直線では差し馬が台頭する流れ。馬群の外目から一気に前を飲み込み、小牧太騎手のガッツポーズとともにゴールを通過した。

■1位 1分6秒6 2018年 アレスバローズ

 17年暮れの南総Sを制してOP入りを果たしたが、昇級後はシルクロードS11着、オープン特別で4着、5着とあと一歩の競馬が続いた。だがクラス慣れしたのか、CBC賞で待望の初タイトルを手にすると、連勝を狙って北九州記念に参戦。混戦模様の中、6番人気とファンもまだ半信半疑だったが、内ラチ沿いから鋭く抜けて1馬身半差で快勝した。鞍上の菱田裕二騎手にとっては、嬉しい重賞初制覇となった。

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