【北九州記念】レース史上最高齢Vなるか 9歳のカリボールが重賞初制覇狙う

0

2025年07月03日 07:30  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

北九州記念2025に出走予定のカリボール(今年6月撮影、ユーザー提供:グチマサさん)
 6月のパラダイスSを制したカリボール(牡9、栗東・西村真幸厩舎)が、北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)でレース史上最高齢制覇を目指す。

 カリボールは父ジャスタウェイ、母レイズアンドコール、母の父サクラバクシンオーの血統。母は06年のアイビスSDの3着馬。半兄のモンドキャンノは16年に京王杯2歳Sを制し、朝日杯FSで2着だった。また、姪のアルマヴェローチェは24年の阪神JFを制し、今年の桜花賞とオークスで2着。16年のセレクトセール当歳において、父のオーナーでもある大和屋暁氏に4700万円(税抜)で落札された。

 ここまで42戦6勝。19年には菊花賞に出走したが、ワールドプレミアから6秒9差の最下位18着に沈んだ。4歳以降は低迷していたものの、22年の芦屋川Sで2年半ぶりの白星をゲット。昇級後は苦戦が続いたが、24年の福島テレビオープンで待望のオープン初勝利を挙げた。その後、再びスランプに陥り、年齢的な衰えを指摘する声もあったが、前走のパラダイスSを14頭立ての最低人気で勝利。単勝2万720円、3連単239万1870円の大波乱の主役となっている。いつ走るのかが分かりづらいタイプだが、意外性は抜群にある。

 今回は9歳にして7戦ぶり6回目の重賞チャレンジとなる。今年で60回目を迎える北九州記念だが、最高齢制覇は16年のバクシンテイオーの7歳。グレード制が導入された84年以降に限ると、8歳以上は延べ24頭が出走し、94年のコウエイダッシュ、12年のコパノオーシャンズの4着、同じく9歳(10歳以上は出走なし)は4頭が出走し、03年のグリーンブリッツの5着が最高だ。9歳以上の馬として、17年のキーンランドCのエポワス以来、8年ぶりのJRA平地重賞制覇となるか。古豪の一撃を期待したい。

【9歳以上のJRA平地重賞制覇】
・02年シルクロードS・ゲイリーフラッシュ(牡9)
・07年小倉大賞典・アサカディフィート(セ9)
・08年小倉大賞典・アサカディフィート(セ10)
・12年ステイヤーズS・トウカイトリック(牡10)
・17年キーンランドC・エポワス(セ9)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定