ビッグサマーは終わらない？…リヴァプールがパレスの“守備の要”グエイ獲得へ交渉進行か

　リヴァプールがクリスタル・パレスに所属するイングランド代表DFマルク・グエイの獲得に動いているようだ。2日、イギリス紙『ミラー』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　就任初年度のアルネ・スロット監督の下でプレミアリーグを制覇したリヴァプールは“ビッグサマー”を迎えている。退団したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド（レアル・マドリード）の後釜としてオランダ代表DFジェレミー・フリンポンを確保し、プレミアリーグ史上最高額を投じてドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツを獲得。さらにはボーンマスの躍進を支えたハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズもスカッドに加えている。

　すでに合計5名を獲得しているリヴァプールだが、さらなる補強を画策している模様。イングランド代表DFジャレル・クアンサーがレヴァークーゼンへ移籍し、フランス代表DFイブライマ・コナテとの契約延長交渉が難航していることからセンターバック（CB）の獲得を検討し、グエイがリストアップされていることが明らかになっている。

　報道によると、クアンサーの売却によって3500万ポンド（約69億円）を手にしたリヴァプールは、グエイの獲得に向けた動きを本格化させているとのこと。代理人との交渉が進んでおり、今夏の移籍市場でのオファー提示が現実味を帯びているようだ。クラブ間合意まで漕ぎ着けられるかは現時点で不透明だが、現行契約が2026年6月末までとなっているグエイとクリスタル・パレスとの契約延長交渉は難航しているという。

　現在24歳のグエイはチェルシーのアカデミー出身で2019−20シーズンにトップチームデビューを飾った。スウォンジーへのレンタルを経て2021年夏にクリスタル・パレスへ完全移籍加入すると、ここまで公式戦通算155試合に出場し8ゴール4アシストをマーク。近年はイングランド代表でも主力として活躍している。