【柴犬が串ごと誤飲】「うまく助かった」医師が称賛、飼い主さんの迅速な判断 夜間でも迷わず病院へ

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2025年07月03日 14:50  まいどなニュース

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焼き鳥を串ごと飲み込んだ6歳の柴犬さんが稲野辺院長の病院にやって来た(稲野辺院長提供、Instagramよりキャプチャ撮影)

「うちの子が焼き鳥を串ごと食べてしまった――」

【写真】内視鏡で胃の入口に竹串を発見!

そんな一瞬の出来事にも、落ち着いて対処した飼い主さんの行動が、大切な命を守りました。

港区動物救急医療センター「芝アニマルクリニック」の稲野辺悠院長(@yinanobe)は、自身のInstagramで6歳の柴犬が焼き鳥の串を誤飲して来院したケースを紹介しています。

焼き鳥の香ばしさに思わず…!誤飲はどの家庭にも起こり得る

来院時、柴犬は落ち着いた様子で嘔吐などの症状もなく、すぐに内視鏡検査を実施。竹串は胃の入口に見つかり、内視鏡を用いて慎重に取り出されたといいます。

「串はレントゲンに映らないことが多く、吐かせるのも危険です。特に胃から腸へ移動する前に対応できるかが鍵になります」と稲野辺院長。今回のような誤飲事故は、実は多くの家庭で起こり得るもの。焼き鳥や串カツなど、香りや味が強い食べ物は、ペットにとっては“ごちそう”。目を離したすきに…ということも珍しくありません。

大切なのは「すぐに相談すること」。責めず、守る行動を

院長は「どれだけ気をつけていても、誤飲は起きます。自分を責めるより、一刻も早く動物病院に連絡を。今回の飼い主さんのように、夜間にも関わらず対応してくださったことに感謝したい」と語っています。

同院では、過去にも裁縫針やネジ、ビスなどの誤飲例があるそう。危険なものを口にしてしまった可能性がある場合は、摂取から3時間以内の受診が理想とのことです。

ペットの安全は「完璧な管理」ではなく「柔軟な備え」で守る

どんなに大切に思っていても、誤飲やケガは起きてしまうもの。だからこそ、大切なのは“その後の行動”です。今回の柴犬と飼い主さんのように、冷静な判断と速やかな受診が、ペットの命を守ります。すべての飼い主さんが責められることなく、安心して相談・受診できる環境づくりが、何よりも大切です。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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このニュースに関するつぶやき

  • 忠犬ハチ公の胃に焼き鳥の串が刺さってたという話を聞いたことが・・・(うろ覚え爆)
    • イイネ!8
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