写真 グローバルブランド「SHISEIDO」のメンズシリーズ「SHISEIDO MEN」が、アンバサダーの反町隆史と松嶋菜々子夫妻を起用した新CMを公開した。7月27日から全国で放映する。発表会に反町が登壇し、新CMの感想や生まれ変わった美容液「SHISEIDO メン アルティミューン パワライジング セラム」(30mL 9900円、50mL 1万5180円)の使い心地についてなどを語った。
新CMは「あなたは、変わらない」と題し、反町の芯は変わらずに、年を重ねるごとに魅力的になっていく姿を捉え、その様子を隣で見守ってきた松嶋との2人の様子を映し出した。現在だけでなく、反町の過去の写真も登場する。また、屋外広告向けに、松嶋が反町を撮影した写真を採用するなど、“時間軸”の要素を取り入れた。
トークセッションに登場した反町は、夫婦初共演となった前回のCMは周りからも反響があったと明かした。20〜40代について聞かれると、「20代は俳優としてデビューしたばかりで、がむしゃらに日々仕事に明け暮れていました。モデル時代から資生堂のCMに出るのが夢だったので、20代前半で叶えられたのが嬉しかったんです」と振り返り、「資生堂さんは俳優のキャラクターやその人にフォーカスをあてるような素敵なCMが多い印象で、僕が若い頃は本木(雅弘)さんが出演されているのを見て、すごくかっこよくて憧れました」と語った。30代は松嶋との結婚生活の一方で、俳優業では若さと成熟さの間で役が難しい時期であったものの、いい作品と役にタイミングよく出合えたと懐古。40代ではドラマ「相棒」を7シーズン演じ切った。「本当に(リニューアルした美容液のコンセプト)『年齢を力に変える』というのはその通りだと思っています。20代、30代のあの経験がなければ40代でこの役柄を演じ切ることはできなかったと思います」。
スキンケアについては、「妻には保湿のことをよく言われるんです。僕はパパッと終わらせようとすると、もっと時間を取ったほうがいいよ、こんな感じでつけた方がいいよ、と言われます」と松嶋との日常と共に明かした。新美容液を試し、「香りは既存品と変わらず、キツくなく、ふわっと日常になじむような爽やかな香りで好きですね。1、2ヶ月使ってみて、自分の変化に嬉しくなっています」と感想を述べた。
反町と松嶋は2023年11月にアンバサダーに就任。夫婦初共演のCMが注目を集め、男女問わず幅広い年齢層の新客の獲得に寄与した。2024年のグローバル売上は前年比6.2%増だったが、夫婦共演のCMが奏功した日本市場では同39%増の大幅成長を達成した。今期上半期(1〜6月)も2桁成長で着地し、好調を継続している。SHISEIDO グローバルブランドユニット SHISEIDOチーフブランドオフィサーのエコー・ロー氏は「SHISEIDOはアートとビューティ、サイエンスをブランド固有の価値基盤とし、日本をオリジンとするユニークな存在として、さらなるブランド価値の向上を目指しています。SHISEIDO MENは資生堂による100年の男性肌研究に基づき、挑戦を続けます。新美容液の誕生によって、ニューチャプターへと歩みを進めます」と期待を寄せた。
SHISEIDO グローバルブランドユニット メンズ プロジェクトリーダーの清沢拓也氏は、「SHISEIDO MENは最終的にグローバルのプレステージメンズブランドとしてより成長させていくが、まずは日本市場を固める」とし、反町・松嶋夫妻の起用で得た勢いを波及させるべく、今後は百貨店などでポップアップイベントを全国で展開する。これまでのイベントで、肌測定機器が男性の体験のフックになったことから、以降のイベントでは導入を強化する。SHISEIDO グローバルブランドユニット メンズ プロジェクトマネージャーの中里大介氏は「ご夫婦が我々の予想以上に幅広い層から支持され、女性から男性へのギフトや家族から促されて購入するといった“他者視点”での購買が好調だった。新たなCMは男性により自分ごと化していただけるよう、時間軸の要素を加えた。認知拡大にさらにブーストがかかることを期待している」とコメント。なお、7月以降、反町・松嶋夫妻のキャンペーンを中国でも展開予定だ。
■SHISEIDO MEN:公式サイト