渡辺謙 出演映画『国宝』映画化に「原作を読んだときに、『絶対に映像化は無理だ』と思っていました」

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2025年07月03日 17:10  TOKYO FM +

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渡辺謙 出演映画『国宝』映画化に「原作を読んだときに、『絶対に映像化は無理だ』と思っていました」
アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」(毎週月曜〜木曜11:00〜11:30)。

今回の放送ゲストは、俳優の渡辺謙さん️。渡辺さんが出演する現在大ヒット公開中の映画「国宝」の撮影秘話などについて語っていただきました。


坂本美雨、渡辺謙さん



現在大ヒット公開中の映画「国宝」は、李相日(リ・サンイル)監督が映画「悪人」「怒り」に続いて吉田修一さんの小説を映画化。歌舞伎の女形の世界を描いた本作。任侠の家に生まれながらも歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公の激動の人生を描いた人間ドラマです。

本作は吉田さん自身が3年間、歌舞伎の黒衣をまとって楽屋に入った経験をもとに書き上げた渾身の作品です。

主人公・立花喜久雄を演じたのが吉沢亮さん。喜久雄のライバルとなる歌舞伎名門の御曹司・大垣俊介を演じるのは横浜流星さん。そして、2人の指導にあたる歌舞伎名門の当主・花井半二郎を渡辺謙さんが演じています。


坂本:先日、この番組に映画「国宝」の李相日監督が来てくださって、映画のお話を伺いました。

渡辺:ちゃんと話していました(笑)?

坂本:本当にラジオに向いていらっしゃるというか、お上手。声もいいし、みんなでキュンキュンしていました。

渡辺:優しい笑顔の裏側で、僕たちが歯ぎしりするような演出をしてくるんですよ(笑)。

坂本:実際にお会いしたら本当に柔らかい方でした。

渡辺:人たらしなんです(笑)。でもね、(李が手がける)一本一本がもう大変なんですけど、3年ぐらい経つと、その大変さをちょっと忘れちゃうんですよね。それで、「またやってみようかな」みたいな。

いつも高いハードルを設定するんですけど、特に今回の「国宝」は、歌舞伎が題材だったので、まあハードルが高くて! 原作を読んだときには、「絶対に映像化は無理だ」と思っていました。李に直接話をもらったときは、「お前がやるのか!」っていう感じでしたね(笑)。

坂本:「李さんがやるなら仕方ない」というか、「なんとかなるんだろう」という信頼がありました?

渡辺:以前、2本仕事をさせてもらっていて(※映画「許されざる者」「怒り」)、いろんなハードルを一緒に乗り越えてはきたので、「少しでも助けられたらな」っていうのはありました。

坂本:「許されざる者」と「怒り」は、時間が経ってもずーんと残る作品ですよね。

渡辺:そうですね。彼はいつも作家性の高い作品を狙っているので。ただ、今回はそれプラス歌舞伎という、エンターテイメントの世界を描かなければいけないので、その両立みたいなものが撮っているときから非常に難しそうだなという気はしていました。

坂本:ずっと引きつけられて離さない、そんな3時間でした。

来週のゲストは7月7日(月)三浦大知さん、8日(火)mekakusheさん、9日(水)大貫妙子さん、10日(木)高島礼子さんです。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディア・フレンズ
放送日時:毎週月曜〜木曜11;00〜11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
番組公式X:@dearfriends80
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