「令和の虎」29歳死去の実業家の兄「亡くなった以降の動画」の経緯説明 批判控えるよう求める

0

2025年07月04日 11:30  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

青笹雅史氏のXから

急性心不全により6月25日に29歳で亡くなったことが公表された、YouTubeのリアリティー番組「令和の虎」出演者の実業家、青笹寛史(あおささ・ひろふみ)さんについて、兄の実業家、青笹雅史氏が4日、自身のXを更新し、補足説明をした。


雅史氏は「昨日寛史のアカウントからポストしました内容について、何点か補足させていただきます」と、前日に訃報を伝えたことをあらためて触れた上で「寛史のSNS(Youtube・X・Instagram・Tiktok等)、また寛史が映っているコンテンツについては社内で慎重に検討の上で、今後の運用方法を決めて参ります。少なくとも寛史本人としての発信は控えさせていただきますが、順次差し替えていくため、少しの間そういった発信が残ってしまうことをご理解いただけますと幸甚です」とした。


また「亡くなってから本日まで情報を公開していなかったのは遺族の意向として私から関係各位に申し伝えております」と記述。「事前にお伝えした方もいらっしゃいますが、私の方から知らないように振舞ってほしいとお願いをいたしました」と説明し「『誰々は知っていたの?』『知っていたのに何も言わなかったの?』と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、全て私の方で情報を制限させていただいたことが理由になりますので、不要な言及はお控えくださいますようお願い申し上げます」と呼びかけた。


さらに「亡くなった以降に寛史が出演している動画がいくつか公開されていますが、それらは全て私の方で確認させていただき、投稿いただくことを了承したものになります。こういった事情の中、ご丁寧に確認のご連絡をいただいた方々に深く感謝申し上げます。投稿された方への批判等は、こちらもお控えいただくようお願い申し上げます」とした。


青笹さんは島根大医学部在学中に、動画編集フリーランスとして編集活動を開始。医師免許を取得しながら、20年にアズール株式会社を設立した。22年に島根大卒業、医師免許取得後も動画編集の道に進み、動画編集者教育を行う「動画編集CAMP」を全国展開するなど、実業家として幅広く活躍してきた。YouTuberヒカルの動画に出演するなど、交流があったことでも知られる。


22年からは「令和の虎」に出演。同番組は起業などの出資を求める志願者たちが、青笹さんら「虎」と呼ばれる実業家の前でプレゼンテーションを行い、厳しいチェックを受けながら、虎たちを納得させて希望額まで出資額が達すると、獲得できるリアリティー番組。青笹さんは歯に衣(きぬ)着せぬ的確な発言で「あお社長」の愛称でも親しまれていた。

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定