
「目があってちょっと声をかけてもらえたらもうこれ 。『すいません…犬苦手じゃなかったら撫でてやってもらえませんか…? 少し触ってもらえれば納得すると思うんで…』」。朝から初対面の人相手に撫でられ待ちする犬と、撫でをお願いする飼い主…」
【写真】撫でられるまで帰らん! どすんと座り込み全力アピール
Xユーザーの林さん(@harahetta___z)は、そんなコメントとともに1枚の写真を投稿。そこには、柴犬の女の子「あずき」ちゃん(5歳)が、散歩中、腰を下ろしてじっと前方を見つめる姿が写っています。
どうやら、通りすがりに声をかけてくれた人に“撫でられ待ち”をしている様子。つぶらな瞳で無言のアピールをするあずきちゃんの健気な姿に、思わず胸がきゅんとしてしまいます。
一方、飼い主さんは、見知らぬ人へお願いすることへの申し訳なさと、あずきちゃんの気持ちとの狭間で困り果てている様子。あずきちゃんと飼い主さん、どちらの心情も理解できるこのシチュエーションに、5.3万件超の“いいね”が集まり、話題になっています。
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このあと、一体どうなったのか。飼い主さんに詳しくお話を伺いました。
「撫でてくれる人」を探して…あずきちゃんの健気な習慣
ーー当時の状況について。散歩中、よく撫でられ待ちをするのでしょうか。
「すれ違った相手が自分に興味がありそうな素振りを見せると、やりますね。尻尾を振ってアピールしたり、この時のように座って待ってみたり。お子さんには『撫でてあげて』って気軽に言えるんですが、大人相手だと私もちょっと勇気がいるので、毎回お願いするわけではありません。でも、お願いをしたときは『え? いいの?』って喜んで撫でてくださる方が多くて助かっています。触りたそうにしてくれてる人とか、相手を見て声をかけるからかもしれません。この日の散歩では、『触らせてもらっていい?』と言ってくださる方ともお会いすることができました」
ーー撫でてもらえたとき、あずきちゃんはどんな様子ですか。
「尻尾をプリプリ振ってヒコーキ耳で、すごく嬉しそうです。よく『笑ってるね』って言ってもらえます。家族に対してはツンツンで、尻尾を振るなんて絶対にしません。その外面の良さに驚かされておもしろいのと、家では見せない顔が見られて嬉しいのとで、複雑な気持ちです(笑)」
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ーーこのあと、あずきちゃんはどうなったか教えてください。
「少し撫でてもらって、あずきはお別れするとき名残惜しそうにしていました。そして、散歩に疲れてやる気をなくしていたんですが、少し元気を取り戻したようです。歩く気をなくしたタイミングで撫でてくれる方に会えると、とてもうれしいですね」
ーーあずきちゃんは、普段どのような様子か教えてください。
「柴犬特有のものなのか、あずきの個性なのか、気難しくてこだわりが強いです。でも、それは家族に対してだけ。外では愛想よくヘラヘラしてて、初対面の人にもかわいがってもらえるので、今のまま、あずきらしくいてくれればいいなあと思います」
リプ欄には、あずきちゃんを「撫でたい」という声が次々と寄せられています。
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「いくらでも撫でさせてもらいます!!」
「撫でたくなるかわいさですね」
「遭遇したら撫でさせていただきたい」
「かわいいですね。会いたいなぁ〜。絶対いっぱいナデナデしたい」
「どこにいますか? なでなでしたいです! モフモフもしたいんですけど」
「私は犬が大好きなので声をかけてもらえたら、嬉しくて喜んで撫でますね」
「私、柴犬大好きだからめちゃくちゃわしゃわしゃしたい」
「お散歩中に出会えた人はラッキーですね〜!もふもふできてうらやましい」
「最初から飼い主さんに撫でてOKって言われるのめっちゃ嬉しいです 」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)