<陸上:日本選手権>◇4日◇第1日◇東京・国立競技場◇女子800メートル予選
女子800メートル日本記録保持者の久保凛(17=東大阪大敬愛高3年)が予選3組に出場し、2分2秒56で全体1着となった。予選通過条件(各組2着以内+全体タイムの上位2人)をクリアし、5日の決勝進出を決めた。
「1本目をしっかり走って決勝につなげると考えていた。リズムよく1周目を通過して、2周目をスピードを落とさずそのままゴールまで走れた」と振り返った。決勝へは「明日は絶対に標準記録(1分59秒00)を切って、世界陸上に出場する目標を必ず達成して、優勝して終わりたい」と見据えた。
高校2年生だった昨年6月の日本選手権で初優勝すると、同7月には日本女子初の2分切りとなる1分59秒93をマークし、19年ぶりに日本記録を更新した。
高校3年進級後も好記録を連発。今年5月の静岡国際では自己2番目の2分0秒28で9月の世界選手権東京大会の開催国枠エントリー設定記録を0秒71上回り、同月のアジア選手権でも自己3番目の2分0秒42で銀メダルを獲得した。
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6月13日の近畿高校総体では専門外の1500メートルで高校歴代2位の4分11秒07で2連覇を達成。06年に小林祐梨子がマークした従来の大会記録(4分14秒39)を19年ぶりに更新。同年に小林が樹立した高校記録(4分7秒86)に迫った。
世界選手権で自力内定を勝ち取るには、日本選手権で3位以内となった上で8月24日までに参加標準記録(1分59秒00)を突破することが条件となる。
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