ガチンコ勝負第1ラウンドの開幕だ。ラグビー日本代表(世界ランク13位)は5日、ウェールズ代表(同12位)戦に臨む。4日は会場の福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で前日練習。今季のテストマッチ初戦へ、集中力を高めた。
背水の陣だ。第2次ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)政権1年目は4勝7敗と苦戦。今季はより結果を追求する。12月に27年W杯オーストラリア大会の抽選会を控え、同12位以内を確保すれば組み分けで有利に働く。12日に神戸で行われる2戦目とあわせ、12位との直接対決は絶好機。過去1勝13敗の難敵だが、SO李承信(24)は「チーム、日本ラグビーにとって大事になる。余計なことは考えずプランを遂行する」と見据えた。
一方のウェールズも苦しむ。23年10月のW杯フランス大会準々決勝から17連敗中。今年2月に監督交代の劇薬を投入したが、歯止めがきかない。今回は“ガチメンバー”で来日し、宿泊場所や練習場所にも注文をつけた。日本同様に白星への欲望をむき出しにする。
かねて日本協会の岩渕健輔専務理事は「1戦1戦が重要な一戦になると本人(ジョーンズHC)と話している」としており、結果次第では指揮官の進退問題に発展する。W杯まで残り約2年。初戦で勝利をがっちりつかみ、不安を吹き飛ばす。【飯岡大暉】
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