<陸上:日本選手権>◇4日◇第1日◇東京・国立競技場◇男子100メートル準決勝
9秒95の男子100メートル日本記録保持者の山縣亮太(33=セイコー)は、10秒31で3組6着となり、決勝進出を逃した。9月の世界選手権代表入りは絶望的になった。
予選は10秒24の4組3着で突破したが、準決勝は中盤から失速。レース後は「悔しいですが、現状をしっかり受け止めて、来季もあるので世界陸上に出場する選手に負けないように頑張りたい」と、早々と現役続行を表明した。
前週に広島県選手権にオープン出場して10秒12の好タイムをマーク。復活を印象づけたが「レースの疲れを抜いて、日本選手権でシーズンベストを出したいと思っていた。いい状態をキープできると思っていたけどうまくいかなかった」と振り返った。
座骨神経痛などで昨年の日本選手権を欠場。再起を期した今季も4月上旬にバーベルを左足に落として親指を骨折するアクシデントに見舞われた。どん底からの復活はまだ途上。「いろいろトラブルはあったけど日本選手権まで1日1日悔いなく過ごせた。もう1度課題を考え直して、次の試合に向けて頑張りたい」と前を向いた。【首藤正徳】
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