【ソフトバンク】「天敵」武内夏暉に小久保監督脱帽「去年みたいな感じ」6度目完封負けで3位転落

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2025年07月04日 23:00  日刊スポーツ

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ソフトバンク対西武 審判に選手交代を告げる小久保監督(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク0−1西武>◇4日◇みずほペイペイドーム



ソフトバンクが今季6度目の完封負けで3位に後退した。西武の先発武内夏暉投手(23)に快投を許して5安打シャットアウト。37試合ぶりに山川穂高内野手(33)を4番に据えるなど打線改造したが実らなかった。先発のリバン・モイネロ投手(29)は8回1失点の力投も今季初黒星。連勝は「4」でストップし、4位西武には3ゲーム差に迫られた。


   ◇    ◇    ◇


モイネロの力投はむなしく、ソフトバンク打線が6度目の完封負けを喫した。武内の球速以上に伸びる直球やキレの鋭いカーブ、チェンジアップに苦戦。リーグ優勝した昨季に対戦防御率1・66と抑え込まれた「天敵」に今季も2戦2敗、防御率0・75と手を焼いている。小久保監督は「前回よりも全然良かった。去年みたいな感じでしたね」と24年の新人王左腕に脱帽した。


武内とは5月14日以来2度目の対戦だった。同戦は左肘故障からの復帰登板で5回1得点のみ。今季初勝利を献上している。指揮官は「復帰登板がホークス戦だったかな。あの時よりも全然いい。相手が良かったです」と重ねて実力を認めた。8回1失点のモイネロも初黒星で「チャンスらしいチャンスをつくることができなかった。モイネロには申し訳なかった」と頭を下げた。連勝は「4」で止まり3位転落。4位西武には3ゲーム差と迫られた。


37試合ぶりに4番復帰となった好調山川も不発だった。試合前まで直近6戦4発、9打点だったが4打数無安打。3番だった柳町を6番に下げ、4番だった中村を3番に据えるなど打線改造も武内攻略とはいかなかった。山川は「武内投手にやられた。しっかり打ちたかったですけどね」と唇をかんだ。


試練は続く。5日のカード2戦目は相手先発が今井。防御率1・32、パ・リーグの奪三振トップの右腕が立ちはだかる。さらに6日のカード3戦目は防御率1・52で7勝の隅田が先発する見込みだ。小久保監督は「西武の最強投手陣」と表現しており、投手戦は覚悟の上。カード頭を落としたことは痛いが「切り替え? もちろん」と指揮官は前を向いた。完封負けを引きずることなく、難攻不落の今井、隅田に立ち向かう。【只松憲】

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