日曜劇場『19番目のカルテ』の場面カット(C)TBSスパークル/TBS 松本潤が主演を務める、TBS系日曜劇場『19番目のカルテ』(毎週日曜 後9:00)が、13日にスタートする。今回は、正義感の強い実直な新米の整形外科医・滝野みずき役の小芝風花にインタビュー。日曜劇場初出演となる本作への思い、そして初共演となる主演・松本の印象などを聞いた。
【写真あり】「キャストが豪華!」『19番目のカルテ』相関図を公開 2025年は、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK)など大作への出演が続く小芝。本作への出演が決まると「どの作品も話題になっているので、いつか日曜劇場に出演できたらうれしいなと思っていました。だからオファーをいただいたときは、すごくうれしかったです!」と大喜びしたという。
インタビュー時点は、クランクインしたばかりだが「スタッフさんもテキパキと動かれていて、プロフェッショナルな方々だなと感じています」と多くの刺激を受けているようで「そういう現場にいれることがうれしいですし、ここから本格的に撮影が始まって、気温も高くなりそうなので体調に気を付けて、皆さんについていけるように頑張りたいなと思います!」と気合十分に話した。
本作は、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメント。主演を務める松本は、キャリア30年目にして自身初となる医師役に挑戦する。
改めて見どころを問われると「天才的なドクターが出てきたり、難しい手術をするわけではないんですけど、病気を治すことだけじゃなく、人と対話してその人に寄り添って、その病気が治ったあとの人生も見ていくというのが新しいなと思って。すごく心が温まる作品だなと思いました」と語る。
小芝が演じる滝野は、魚虎総合病院で2年間の研修医期間を経て、整形外科の専攻医となった3年目の新米医師。人一倍正義感が強く、まっすぐな性格で曲がったことや不誠実なことが嫌い。キビキビ動きまわる体育会系な一面もある女性だ。「患者さんひとりひとりに真摯に向き合いたい」という志を持っているが、突きつけられる現実を前に、理想とのギャップを思い知らされ葛藤する日々を送っている。そんな中、総合診療医の徳重が突然魚虎総合病院にやってくる。徳重の存在が滝野にどんな影響を与えていくのか。滝野は、徳重との出会いによってどう変化していくのか…という役どころだ。
滝野には、柔道経験者という一面も。小芝は「スポーツをやっている人、特に柔道は体幹がしっかりされている方が多いイメージ。走るときの動きにも体幹の良さがでたらいいなと思って、今は体幹トレーニングをやっています。立ち姿も背中が丸くならないよう胸を張ってみたり。そういうことを意識しています」と役作りについても明かしてくれた。
また、主演の松本とは初共演となり、二人がどんなコンビネーションを織りなすのか期待が高まっている。松本の印象について「兄貴肌って感じですね。『はい、行くよ!』と声をかけて、引っ張ってくださる」とリスペクトの眼差しを向け「現場のスタッフさんとも細かくコミュニケーションを取られていて、そのおかげで現場がキビキビと活気がある雰囲気です」と笑顔で話した。
患者と誠実に向かい合う姿を通して、“人を診る”というテーマを描く本作。現代社会において、「生きる」とはどういうことか、そんな普遍的な問いを、日々の診療を通して温かく投げかける。小芝は視聴者に向けて「まず“総合診療科”というものがあるというのを広く知っていただきたいです。そして誠意を持って人と対峙、対話していく大切さを教えてくれる作品だと思います。日曜の夜にホットできるような時間になったらいいなと思っておりますので、ぜひお楽しみにしてください」と呼びかけていた。