『泣くロミオと怒るジュリエット2025』ゲネプロ前の取材会に登場した柄本時生 (C)ORICON NewS inc. 俳優の柄本時生、7人組グループ・WEST.の桐山照史、俳優の八嶋智人、渡辺いっけい、劇作家・演出家の鄭義信が5日、東京・THEATER MILANO-Zaで行われた「Bunkamura Production 2025『泣くロミオと怒るジュリエット2025』囲み取材及び公開ゲネプロ」に出席した。
【全身ショット】全員でガッツポーズ!桐山照史&柄本時生&八嶋智人ら 『焼肉ドラゴン』や韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の日本版舞台化での台本・演出などを手掛けた鄭が、2020年に書き下ろした本作。シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を、物語の舞台を鄭自身のルーツである関西の戦後の港町に、セリフを全編関西弁に大胆に翻案し、キャストは全員男性(オールメール)と異彩を放つ設定で構築。
二人の若者の恋物語と時代を生きるならず者たちの抗争劇に、人種間や国と国との差別・格差などの普遍的なテーマを巧みに織り込み、笑いありと涙ありの作品で話題となった。ロミオとジュリエットを演じるのは、初演から続投となる桐山と柄本。桐山が吃音症に悩む奥手で泣き虫ながら屋台で働く真面目な青年ロミオを、柄本がダメ男に貢ぐ癖があり気が強いながら心根が真っすぐで優しいジュリエットを演じる。
「ロミジュリ」にかけて「急に好きになったもの」という質問に対し、柄本は「ダーツ」と答えるも、出演者の反応はいまいち。すると八嶋が「稽古中に携帯電話みたいなのを自分の前に置いているんですよ。俺が『何してんの?』って聞いたら、『オラ、YouTuberになる』って」と柄本の意外な一面を暴露。すると柄本も思い出したかのように「そう、急に始めたこと、Youtuber」とあっさり宣言した。
一方で八嶋が「あんだけちょこちょこ撮って、(自分たちも)ちょこちょこ出たり、こうやって俺たちやってんのに…」と言いかけると、柄本も「そうそう、みんなやってくれてるけど、(まだ)なにもしてない」と告白。桐山も「俺も今、グループでYouTubeしてんねんけど、あんなしゃべれへんYouTubeは誰も見いひん。カメラ回してから一言もしゃべらない」と撮影の裏側を暴露。柄本も「なにもしゃべんない。ただ弁当だけ食ってる」とカミングアウトし、桐山は「いや、それはもうかっこいい人がやるやつやん(笑)」とツッコんでいた。
同舞台は、7月6日から28日まで東京・THEATER MILANO-Zaで、8月2日から11日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。