
台風3号に続き、5日(土)午前3時に南シナ海で台風4号が発生しました。日本列島に直撃する可能性は低いですが、台風周辺の湿った空気の影響で、沖縄では激しい雨の降る所も。海上は高波にも注意が必要です。南の海上では積乱雲が発達しやすく、台風シーズンに入っています。
台風3号 日本への直接的な影響なし
日本の東になる台風3号は今後も北上し、9日(水)には日本のはるか東で温帯低気圧に変わるでしょう。本州への直接的な影響はない見込みです。ただ、東日本や北日本の太平洋側ではうねりが入る可能性があり、海のレジャーは注意が必要です。
台風4号は東シナ海から中国大陸へ 沖縄は激しい雨や高波に注意
また、5日(土)午前3時に南シナ海で台風4号が発生しました。台湾海峡から7日(月)には東シナ海へ進むでしょう。発達して、一時的に最大風速が25m/s以上の暴風域もできる予想です。その後は北北西へ進み、中国大陸へ進むでしょう。
沖縄では台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、7日(月)にかけて先島諸島を中心に雷を伴い激しい雨が降る所がありそうです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意・警戒が必要です。風も強まり、海上ではうねりを伴った高波に注意が必要です。7日(月)は先島諸島ではしける見込みです。
西日本付近にも来週の後半ほど湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。太平洋側を中心に所々で雨が降りそうです。
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台風シーズン突入
南の海上は積乱雲が発達しやすくなり、台風や熱帯低気圧が発生しやすい状況となっています。
上の図のように、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の予想でも日本の南の海上は赤色で示され、7月16日頃にかけても台風や熱帯低気圧が発生する確率が高めと予測されています。
今年も台風シーズンに突入しました。南の海上から目が離せません。