桜田ひより「ひとつの言葉で人生がこんなに変わることがあるんだ」 辻村深月の原作に感じた“キラキラ”を演技で表現

公開中の映画『この夏の星を見る』の主演を務める桜田ひよりが、作品への想いや見どころを語った。

この内容をお届けしたのは、7月2日（水）に放送されたJ-WAVEの特別番組『J-WAVE SPECIAL STAR CATCH RADIO ーこの夏の星を聴くー』（ナビゲーター：suis from ヨルシカ）。コロナ禍に学生生活を過ごした人たちにフォーカスし、「あのときの、みんなの想い」をヨルシカのボーカリスト・suisがラジオで繋ぐ。映画『この夏の星を見る』の公開を記念しておくる、星空ラジオだ。

なお、『J-WAVE SPECIAL STAR CATCH RADIO ーこの夏の星を聴くー』はradikoとのコラボレーションで全国どこからでも聴くことができる。クーポンコードを入力することで、6月16日から8月1日のあいだ、radikoで無料で楽しめる。詳細は番組サイトまで。

主演・桜田ひよりが溪本亜紗役で意識したことは？

本作は新型コロナウイルスが蔓延した2020年を舞台に、リモートで繋がり合って同時に天体観測をする競技「オンラインスターキャッチコンテスト」に挑む全国の中高生の姿が描かれている。映画の主題歌『灯星』は、haruka nakamuraとヨルシカのボーカル・suisによるコラボレーションソングだ。 今回の特別番組では、映画の魅力に加えて、登場人物たちと同じく学生時代をコロナ禍で過ごしたリスナーたちのメッセージを紹介。さらに、作品にゆかりのあるゲストが登場し、見どころをお届けした。茨城県の高校の天文部に所属する女子高生・溪本亜紗を演じた桜田ひよりは、もともと辻村深月作品のファンだったという。

桜田：辻村先生は作品の登場人物一人ひとりにすごく愛情を注いでいて、感情の底に眠っているものまですべて文字で書き起こしてくれるんですね。作品に胸を打たれることが何度もあり、私自身、10代のころは辻村先生の作品で想像力と感受性を鍛えられた気がしています。今回、実写映画のお話をいただいたときは素直にうれしかったですし、辻村先生に負けないぐらい、自分も亜紗ちゃんという役を愛していこうと思って、この作品に挑みました。

亜紗を演じるにあたり、桜田が意識したポイントは何だったのだろう？

桜田：原作ではコロナ禍の10代の子たちを描いているんですけども、人は誰しも壁にぶつかったり、いろんな苦悩があるなかで、たったひとつのアイデア、ひとつの言葉で人の人生がこんなに変わることがあるんだなって。目的地まで、よりキラキラした時間を過ごせる旅のようなことがあるんだと。原作を読んで感じたキラキラした時間を脚本に落とし込んで、自分自身も亜紗ちゃんを作っていけたらいいなと思いました。 桜田の話を聞いたsuisは……。

suis：本当に、桜田さんは亜紗ちゃんそのものといいますか、亜紗ちゃんを体現しているなと感じました。みなさん「桜田さんの目に星が宿っている」っておっしゃってたんですけど、本当にそのとおりで。これが桜田さんから亜紗ちゃんへの愛情が成したものなのかなと感じますね。

撮影期間中は“あのころの青春”を思い返していた

桜田自身も、高校生時代にコロナ禍を経験した過去を持つ。

桜田：文化祭とか体育祭といった大切な行事がなくなってしまったり、部活動で目指していた大会がなくなってしまった方も周りにいました。すごくヒリヒリとした時間を過ごしつつ、どこにこの感情をぶつけていいのかがわからない、本当に不思議な時間でした。作品作りもしている最中だったので、撮影が止まってしまったときは「いつまでこれが続くんだろう？」「いつ終わるんだろう？」とすごく不安な気持ちがありました。映画ではコロナ禍に工夫をしてキラキラした時間をみんなで過ごしていく話になるんですけど、私は友だちとリモートで通話することは全然しなかったですね。お家でまったり過ごしていたほうだったので、亜紗ちゃんみたいな子が当時いたら、もっと有意義な時間になったんじゃないかなと感じます。

作品を通じて、桜田はコロナ禍で過ごした青春時代を振り返ったという。

桜田：マスクでお肌が荒れちゃってたなとか、人の感情が全然伝わってこなくて、変なふうに考えていたなとか、当時の記憶がすごく蘇る撮影期間でした。

suis：桜田さんもまさかのまったり時間派だったんですね。当時、亜紗ちゃんたちみたいにキラキラした時間を過ごせなかったからこそ、キャラクターたちへの憧れの想いから役作りをしたのかなと思いましたね。そんな桜田さんが演じる亜紗ちゃんだからこそ、あの爆発力なのかなってすごく感じます。みなさんにもぜひ、劇場で桜田さんのあの瞳を見てほしいです。

同番組では、原作者の辻村深月や、haruka nakamuraも同作について語った。 映画『あの夏の星を見る』の詳細は公式サイトまで。

連動企画を多数展開中！

現在J-WAVEでは、映画『この夏の星を見る』との連動企画を多数展開中だ。

一つは、ポッドキャスト『ハラカド天文部』。監督・山元環と脚本家の森野マッシュがホストを務め、映画に関係するゲストはもちろん、宇宙や天文に関係する幅広いゲストを迎えて、全ての映画ファン、宇宙・天文ファンに向けて配信している。主演・桜田ひよりのゲスト回も公開されたばかりだ。



さらに、J-WAVEのオンエアでも、辻村深月が7月7日（月）〜10日（木）放送の『TALK TO NEIGHBORS』（月曜〜木曜13:00〜13:30／ナビゲーター：クリス智子）に登場。作品に込めた想いや創作の背景などを語る。 haruka nakamuraは、7月6日（日）放送の『UR LIFESTYLE COLLEGE』（日曜18:00〜18:54／ナビゲーター：吉岡里帆）にゲストで登場。haruka nakamura＋suis from ヨルシカによる主題歌の制作秘話や、楽曲に込めた想いについて語った。

■映画情報
『この夏の星を見る』
7月4日 (金) 全国公開
配給：東映
©2025「この夏の星を見る」製作委員会

番組情報

J-WAVE SPECIAL STAR CATCH RADIO ーこの夏の星を聴くー


2025年7月2日（水）
22:00-24:00




suis from ヨルシカ



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