
【写真】海外ファンをくぎ付けにした櫻坂46 ライブフォト(13枚)
櫻坂46はかねてより海外でのイベントにも積極的に出演しており、2023年はフランス・パリにて開催された「Japan Expo Paris 2023」への出演や、アジアで活躍中のアーティストが集結する祭典「2023 Asia Artist Awards IN THE PHILIPPINES」においては、人気賞とベストミュージシャン賞の2部門にて受賞し、日本人アーティストとして初の快挙を達成した。
さらに、2024年には香港にて開催されたイベント「Clockenflap Music & Art Festival 2024」に出演し、日本人アイドルグループとしては初となるメインステージに立つ快挙を成し遂げた。こうして海外にもBuddies(櫻坂46のファン)を増やし続けてきた彼女たちは、現在開催中の全国ツアー「5th TOUR 2025 “Addiction”」の東京ドーム公演、京セラドーム大阪公演においても海外のファン専用チケット販売を実施しており、日本と世界をつなぐ唯一無二のアイドルグループとして活躍を続けてきた。
そんな彼女たちのアメリカでの初パフォーマンスの舞台は、エミー賞の授賞式の舞台としても使われており、レディー・ガガ、プリンス、スティーヴィー・ワンダーなどもライブを行ったロサンゼルス・ピーコックシアター。
本イベント仕様のOvertureが流れると会場のボルテージも一気に最高潮へ。日本でのライブにも劣らない海外Buddiesによるコールの中でメンバーが登場すると、1曲目に披露されたのは藤吉夏鈴がセンターを務める「Start over!」。背景のLEDモニターには、2023年に週刊少年ジャンプのYouTubeチャンネルに投稿された冨樫義博氏原作の『HUNTER×HUNTER』とのコラボMVが投影され、本イベントならではの演出にオーディエンスも大きく沸いた。
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2曲目に披露されたのは、松田里奈と森田ひかるによるテレビアニメ「ポケットモンスター」エンディングテーマ「ピッカーン!」。昨年配信リリースされた本楽曲は、Giga & TeddyLoidが楽曲の制作を務めたことでも大きな話題となり、櫻坂46初となるアニメソングだ。世界的にも大人気な「ポケットモンスター」の楽曲、かつ櫻坂46のライブで披露されることも珍しい楽曲ということもあり、会場内が2人のかわいらしいステージングに釘付けになった。
続いて披露されたのは、山下瞳月がセンターを務める「自業自得」。先ほどとは打って変わり、本領発揮といわんばかりの息の合った力強いパフォーマンスが繰り広げられると、会場全体が櫻坂46の持つ、いわゆる海外から見た日本の「アイドル」とはひと味違う独特なアーティスト性に気が付き始めたような、驚きの空気へと変わっていった。
最後の曲として披露された「承認欲求」は、前曲の「自業自得」と合わせて2nd Album「Addiction」にて海外のDJにリミックスもされた楽曲だ。「ピッカーン」のときとは全く異なる圧倒的なオーラを放つ森田ひかるを先頭に、一糸乱れぬダンスを披露し会場を大いに盛り上げた。
言葉の壁を越えた彼女たちとオーディエンスとの音楽を介したコミュニケーションは、楽曲が終わるごとに歓声がどんどん大きくなっていったことからもわかるように、アメリカのオーディエンスにも確実に通じていた。楽曲の披露を終えて会場の観客に感謝の気持ちと別れを告げながら退場し、最後のメンバーの大園玲が最敬礼をすると、会場はこの日一番の大きな拍手に包まれた。こうした丁寧な所作も、彼女たちが愛される魅力のひとつであり、この日の櫻坂46のパフォーマンスがいかに素晴らしいものであるかを表していた。
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※山崎天の崎は正式には「たつさき」