湘南が浦和からGK吉田舜を獲得 湘南ベルマーレは7日、浦和レッズからGK吉田舜が期限付き移籍加入することを発表した。
期限付き移籍期間は2026年1月31日までで、湘南での背番号は「81」に決定。なお、吉田は契約により、期限付き移籍期間中に行われる浦和とのすべての公式戦に出場することができない。
2025明治安田J1リーグで6勝5分11敗・勝ち点「23」の17位に低迷する湘南では、守護神を務める上福元直人がアキレス腱断裂によって戦線離脱を余儀なくされ、期限付き移籍にて加入していた糸原紘史郎がレノファ山口FCへ復帰。こうしたことからGKの補強が急務となっており、1日には横浜F・マリノスからポープ・ウィリアムの完全移籍加入を発表したばかりだった。
1996年11月28日生まれで現在28歳の吉田は前橋育英高校から法政大学を経て、2019年にザスパクサツ群馬(現:ザスパ群馬)に入団した。大分トリニータで3年間プレーした後、2023年には浦和へ完全移籍加入。しかし、正GKを務める西川周作らの高い壁に阻まれ、ここまで公式戦出場は叶っていない。
シーズン途中で新天地を求めた吉田は湘南のクラブ公式サイト上で「浦和レッズから加入する吉田舜です。責任と覚悟を持って湘南に来ました。必ずチームの勝利のために貢献します。よろしくお願いします」と意気込み。また、浦和に向けては次のように感謝を綴っている。
「まずは2年半ありがとうございました。非常にレベルの高いGKチームと共にこの2年半を過ごし、成長できた反面、試合には絡むことができず自分の不甲斐なさを感じています。1試合でも浦和のユニフォームを着て闘えなかったことは悔しいですが、自分自身の成長や個人的に掲げている目標のため、移籍を決断しました。吉田はこんなにできたんだと浦和のみなさんに思ってもらえるように死ぬ気で闘ってきます」