複数クラブが関心を寄せている堂安律 [写真]=Getty Images フライブルクに所属する日本代表MF堂安律の去就は依然として不透明なようだ。6日、『キッカー』や『ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。
現在27歳の堂安はガンバ大阪からフローニンゲン、PSV、ビーレフェルトを経て2022年夏にフライブルクへ活躍の場を移した。在籍3年目の2024−25シーズンも右ウイング(WG)の主軸として公式戦通算36試合に出場。ブンデスリーガではャリアハイとなる10ゴール8アシストをマークし、チームのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献した。
こうした活躍もあり、堂安には今夏の移籍市場でのステップアップの噂が絶えない。チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したフランクフルトが熱烈な関心を寄せているほか、セリエAやプレミアリーグの複数クラブが獲得に興味を示しているとも報じられている。
今回の報道によると、フランクフルトが依然として新天地の最有力候補となっているが、フライブルクとの交渉は停滞しているとのこと。2027年6月末までとなっている堂安の現行契約には2700万ユーロ(約46億円)の解除条項が付随しているものの、フランクフルトはボーナス込みで最大1800万ユーロ(約31億円)程度での獲得を目指しているという。フライブルクのヨッヘン・ザイアーSD(スポーツディレクター)は「パッケージが適切であれば、我々が扉を少し開いていることは周知の事実だ」と言及しているが、現時点で金額面の折り合いはついてない模様だ。
FIFAワールドカップ26へ向けた重要なシーズンの開幕が迫る中、堂安の去就に引き続き注目が集まる。