ドルトムントSD、再びチェルシーMFチュクエメカのレンタル加入を希望「簡単ではないけど…」

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2025年07月07日 15:03  サッカーキング

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去就に注目が集まっているチュクエメカ [写真]=Getty Images
 ドルトムントのスポーツ・ダイレクター(SD)を務めるセバスティアン・ケール氏が、チェルシーに所属するU−21イングランド代表MFカーニー・チュクエメカを再び獲得することに動いていると明かした。6日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在21歳のチュクエメカはアストン・ヴィラの下部組織出身で、2021年5月にトップチームデビューを果たした。その後、2022年8月に総額2000万ポンド(約39億円)と見られる移籍金でチェルシーに完全移籍で加入したが、加入から2シーズンは負傷の影響もあり、あまり出場機会を得られなかった。

 そして、エンツォ・マレスカ監督が就任した2024−25シーズンは序列が大幅に低下してしまい、公式戦5試合の出場にとどまっていた状況から、今年2月にドルトムントにレンタル移籍となり、同クラブでは公式戦13試合に出場し1ゴールを記録。現在開催されているFIFAクラブワールドカップ2025でも準々決勝で敗退するまで4試合に出場していた。

 そんなチュクエメカのレンタル移籍期間は今夏までとなっており、同選手の契約には4000万ポンド(約79億円)の契約解除条項が設定されているほか、今年2月にレンタル移籍した際に移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約には同条項を超える金額での買い取りオプションが付随し、契約解除条項を発動した一括支払いではなくても完全移籍となる可能性があることが伝えられていたが、ドルトムントはその金額を支払うつもりはないことから、同選手はチェルシーに復帰する予定となっている。

 それでも、ドルトムントSDのケール氏は「今後数日中に、彼の状況についてさらに話し合う予定だ」と完全移籍での獲得は現実的ではないものの、再びレンタル移籍でチュクエメカの獲得を希望していることを明かした。

「カーニーが私たちのチームに加わったのは良い判断だったと思う。これからどのように対応していくかは見ていくしかない。簡単ではないと思うけど、彼は非常に良い選手なので、引き留められるように努力する」

「特にカーニーの価格では、買い取るよりもレンタル移籍の方が常に簡単だ。しかし、どうなるかは見ていこう。今のところ、(交渉は)それほど進んではいないけど、選手とはかなり近い関係にあるし、彼はドルトムントを愛していると言えるだろう。そのほかのことは私たちとチェルシーとの間で決定される。明日には決まらないし、火曜日にも決まらないだろう。もう少し時間がかかると思う」

 なお、チェルシーは今夏の移籍市場でドルトムントからU−21イングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンスを移籍金4850万ポンド(約96億円)に350万ポンド(約6億9100万円)の追加オプションが付随すると見られる契約で獲得しているが、果たしてチュクエメカはチェルシーを離れて再びドルトムントに加入することになるのだろうか。

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