日本ハムは7日、北海道・北広島にある1軍本拠地のエスコンフィールドで会見を行い、千葉・鎌ケ谷にある2軍本拠地を北海道へ移転させる意向を表明した。30年完成目標で、すでに札幌圏である江別、北広島、札幌、恵庭、千歳、苫小牧の6市と協議を開始しているという。
日本ハム栗山英樹CBO(64)は会見後、北海道の鈴木直道知事(44)と面会。鈴木知事は「ボールパークの時もそうだったんですけども、どうしてもいろいろ担当の分野とかも部によって違うので(道庁で)サポートチームを今日つくりますので、そこと連携して進めていければなという風に思っています」と“新組織”編成でバックアップすることを約束した。
これを聞いた栗山CBOは「今日チームを立ち上げてもらえるっていうのは僕らもすごくうれしいですし、知事の一言ってすごく背中を押してもらえるかなと思うんで、すごく感謝してます」と喜んだ。
さらに、2軍本拠地に選定する自治体に求める理念について、栗山CBOは独特の例えを用いながら、説明した。
「昔、お父さん、お母さんが忙しい時に地域のおじいちゃん、おばあちゃんが子どもを面倒見てくれたっていう、その感じですね。要するに、そこでお金を生み出すとかそういうことではなくて、一緒になって若い人たちに育ってもらえる。それが少し喜びであったりとか“いいよ応援するよ”みたいな、なんかそういう大切さ。人づくりってそういうことのような気がするんですね。ですから、そういったところが北海道には必ずあるはずだし、北海道の皆さんも待ってくれてるんじゃないか。10年たったら“あの時ね、俺が教えてあげた子たちがね、今はメジャーリーガーであんなになってんだよ、ファイターズでこうやっていって…”みたいな、そんなような人づくりをできればいいなという風に思ってます」。
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昭和の近所のおじいちゃん、おばあちゃんと子どもたちとの関わり合いのような、温かみある連携を、新2軍本拠地と、移転する自治体同士、築いていく。
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