【AI予想・七夕賞】小回り福島の難解なハンデ戦! バラエティに富んだ人工知能の本命候補とは

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2025年07月07日 19:00  netkeiba

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七夕賞に出走予定のドゥラドーレス(撮影:下野雄規)
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は日曜日の福島競馬場で行われる七夕賞(GIII)のみ。まずは七夕賞の過去の傾向から。

 七夕賞はハンデ戦に加えて小回りの福島が舞台ということもあり、人気薄が激走し波乱になることも珍しくはありません。その一方、前走で上位人気に支持されて、きっちりと結果を残している馬にも注意が必要になることも七夕賞の特徴のひとつと言えます。

 過去10年の七夕賞で前走2番人気以内の馬は[5-3-2-11]で複勝率47.6%。その中でも前走が2着以内だった馬は[3-1-2-5]で複勝率54.5%と半数以上が馬券圏内となっています。人気薄にも期待できる一戦ではありますが、主軸にするならば前走で人気を背負い、結果も残している馬がいいかもしれません。

 続いては、過去10年の七夕賞における前走距離別成績です。過去10年の七夕賞での3着以内馬を見ると、様々な距離から参戦していますが、前走で1600mや2000mに使われていた馬には注目したいところです。

 過去10年の七夕賞で前走2000m組は[3-6-6-57]となっています。複勝率は20.8%と強調できる数値ではありませんが、複勝回収率は122%。過去10年の七夕賞はすべて2000mで開催されていますので、前走で同じ距離のレースを経験していたことがプラスに働いていると言えそうです。

 また、前走が1600mだった馬は[2-0-2-8]で複勝率33.3%とまずまず。特筆すべきは人気薄の好走が目立つことです。16年オリオンザジャパン(11番人気3着)、18年パワーポケット(12番人気3着)、18年メドウラーク(11番人気1着)などが前走1600mからの距離延長で高配当を演出しています。

 七夕賞は2000mでの開催ですが小回りの福島で前への意識が強くなるため、道中の流れが速くなることもあります。前走で1600mに使われている馬は、距離延長でスムーズに流れに乗れるため、人気薄でも好走するケースがあると考えられます。前走で2000mよりも速いペースを経験しているような馬にも注意が必要になってきそうです。

 それでは早速ですが、今週の七夕賞でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆バラエティに富んだ本命候補

ドゥラドーレス

 これまで本馬は[5-1-2-2]と着外は2回と安定感抜群。4着以下になったのは22年菊花賞(GI)と24年オクトーバーS(L)。前者はハイレベルなメンバー相手に4着と掲示板は確保。後者は11着に大敗していますが、これは1年以上の長期休養明けだったことが敗因で参考外と見るべきでしょう。

 前走のエプソムC(GIII)で2着に好走しており、改めて重賞で通用する能力があることを証明。今回は小回りの福島が舞台となりますが、小倉や札幌など福島と似た小回りの2000mで勝ち鞍を挙げていますので条件替わりに不安もありません。ここは重賞初制覇のチャンスが十分にある一戦と言えるのではないでしょうか。

マテンロウオリオン

 前走のしらさぎS(GIII)は6着ですが、後方から上がり2位の脚を使っているように見どころはあった一戦。その前走は1600m。過去の傾向から高期待値が見込める前走1600m組になりますので、人気薄でも注意が必要な1頭と言えそうです。

 近走は結果を残せていませんが、3歳時にはシンザン記念(GIII)で優勝。NHKマイルC(GI)でも2着に入るなど活躍。能力は十分に通用するモノがあります。近走を見ると1600m以下ではスピード不足なのか、テンから後方に構える競馬が目立ちます。一方、2走前に出走した2000mの新潟大賞典(GIII)では中団から運べていますので、現状ではテンからある程度の位置が取れそうな2000mの方が良さそうな印象。能力を出し切れれば、周囲を驚かす激走があるかもしれません。

コスモフリーゲン

 デビューから3連勝で3勝クラスまで駆け上がった本馬。3勝クラスを勝ち上がるのに5戦を要しましたが、負けたレースでも4着以内に入っており安定感のある走りを見せていました。前走のサンシャインS(3勝クラス)はスローな流れを2番手追走から押し切る強い内容でしたし、重賞メンバー相手でも楽しみはありそうです。

 今回が重賞初挑戦になりますが、これまでの対戦メンバーから通用する裏付けはあります。2走前のスピカS(3勝クラス)で2着になった時の勝ち馬はアドマイヤマツリ。今年の福島牝馬S(GIII)で勝利し、ヴィクトリアマイル(GI)でも7着に善戦した能力馬。24年の美浦S(3勝クラス)では重賞で好走実績のあるキングズパレスとクビ差の接戦でしたので、相手関係を見ると本馬にも重賞で通用する能力があるのは間違いありません。先行力のあるタイプで小回りもプラスになりそうですし、チャンスのある1頭と言えるのではないでしょうか。

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