国産の「持続可能な航空燃料(SAF)」の供給開始イベントに出席した(左から)コスモ石油マーケティングの高山直樹社長、全日本空輸の井上慎一社長、小池百合子東京都知事、日揮ホールディングスの佐藤雅之会長兼社長、日本航空の赤坂祐二会長=7日午後、東京・羽田空港 全日本空輸や日本航空、日揮ホールディングス(HD)などは7日、植物由来の原料や廃食油などから製造する「持続可能な航空燃料(SAF)」の供給開始に関する記念式典を羽田空港で開いた。同日、東京都と連携して回収した廃食油を原料の一部に使った国産SAFを、全日空の旅客便に給油した。
式典で、全日空の井上慎一社長は「羽田空港で国産SAFの供給が実現したことで、今後業界全体の脱炭素化に向けて大きな一歩を踏み出すことができた」と強調。日揮HDの佐藤雅之会長兼社長は「取り組みをさらに拡大したい」と語った。

廃食油などを原料とする「持続可能な航空燃料(SAF)」の給油作業=7日午後、東京・羽田空港

「持続可能な航空燃料(SAF)」を給油した航空機の前で、横断幕を掲げる日揮ホールディングスや全日本空輸などの担当者=7日午後、東京・羽田空港