選挙管理委員会から交付された選挙七つ道具の「選挙運動用自動車(船舶)表示板」=2022年6月、東京都内 選挙カーから投票を呼び掛ける車上運動員や手話通訳者に対して各陣営が支払える報酬の上限額が、今回の参院選から1日当たり5000円上がり、2万円となった。物価高を踏まえ、33年ぶりに引き上げられた。
公選法は、陣営が選挙管理委員会に事前に届け出た運動員らに限り、報酬や経費の支払いを認めている。宿泊費の新たな上限額は、ほぼ倍増となる1泊当たり2万3000円。弁当代は1日3食分支給でき、1食当たりでは1000円から1500円に増えた。