先発登板したドジャース・山本由伸(写真=GettyImages)◆ 2点リード逃げ切れず、9勝目はお預けに
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26)が現地時間13日のジャイアンツ戦に先発登板。7回無失点と好投するも勝敗付かなかった。
1回投げ切れず5失点でノックアウトを喫した前回登板から中5日で先発マウンドに上がった山本。初回、3番アダメスから空振り三振を奪うなど三者凡退で立ち上がると、2回、3回と走者を出しながらもチャンスは作らせず、スコアボードにゼロを並べた。
元サイ・ヤング賞左腕レイに対する打線は4回表、大谷とムーキー・ベッツの連続四球からチャンスを作り、フレディ・フリーマンの適時二塁打で1点を先制。援護を貰った山本は直後の4回裏は中堅手アンディ・パヘスの好守備にも助けられて無失点。2点リードの5回裏には二死二塁とこの試合初めてピンチを背負うも、1番ラモスを遊ゴロに仕留めた。
6回裏には2番ディバース、4番チャップマンから三振を奪うなど三者凡退。7回裏には二死から李政厚に二塁打を浴びたが、続く7番シュミットを内角高めのスプリットで見逃し三振とし、勝利投手の権利を持って降板。7回91球を投げて3被安打、2四球、7奪三振、無失点という投球だった。
その後、2点リードで9回裏を迎えたドジャースだったが、守護神タナー・スコットが一死一塁と走者を背負い、代打マトスに5号同点2ランを被弾。山本の9勝目はお預けとなり、試合は延長タイブレークに突入した。
MLB2年目の山本は開幕投手を務めるなど19試合に先発して8勝7敗、防御率2.59という成績でシーズン折り返し。今回の登板により出場辞退となったものの、自身初のオールスターゲーム初選出を飾っている。