【DeNA】勝ちパで宮城滝太が効いた!守護神不在での7回抜擢に応えた3K投に「ここまでの登板の経験が活きた」監督も「チームとっても非常に大きな存在になってくる」

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2025年07月14日 08:11  ベースボールキング

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DeNA・宮城滝太(写真:萩原孝弘)
 DeNAはオールスター前の本拠地ラストゲームで、5連敗中だった巨人に一矢報いた。2回に3失点と苦しい試合展開のなか、3回に苦手赤星優志から4連打で逆転しそのまま逃げ切り、3タテを逃れた三浦ベイスターズ。



 やっと4得点した打線の奮起も勝因だが、1点差の7回を無失点で抑え切った宮城滝太のピッチングも見逃せないポイントとなった。



 守護神を務めていた入江大生が離脱の中、いままで伊勢大夢やローワン・ウィックが登板していた7回にマウンドに立った宮城は、相手1番の丸佳浩を空振り三振、佐々木俊輔にはヒットを許したものの、吉川尚輝を空振り三振、坂本勇人を得意のカーブで見逃し三振に斬って取り、試合を左右する大事な場面で仕事を果たした。



 宮城は「絶対1点も与えられない場面で登板だったので、いつもよりブルペンから力入ってて、もう必死に力抜こう抜こうっていう感じでした」とリラックスを心がけることに集中。「でもマウンド上がってもやっぱずっと力入ってたんですけど、自分の中で落ち着きかせようと思って、リズム整えたりしました。周りは見えていましたし、ここまでの登板の経験が活きた試合だったなと思います」と今季初勝利も挙げ、ここまで27試合登板で防御率1.21と結果を残していることが、自信となり好投につながったと胸を張った。
  
 三浦監督も「こういう僅差の1点差っていう展開で、終盤の、しかも上位打線でしっかりと投球できた」と厳しい状況での好投を高評価。続けて「これを大きな自信にすればいいと思います。こういうことの積み重ねで大きく成長してくればいいと思いますね」とさらなる飛躍に期待を寄せ「伊勢、ウィックの前の場面で、ああいう投球ができるようになってくれば、チームとっても非常に大きな存在になってくると思うんで、次に繋げてほしいなと思います」とセットアッパーにバトンを渡す重要な役目の全うを望んでいた。



 守護神離脱のベイスターズ。大きなその穴を埋めるため、育成からのし上がってきた右腕は任務を遂行し、チームを救う。



取材・文・写真/ 萩原孝弘

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