映画『国宝』場面写真 (C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会 俳優の吉沢亮、横浜流星らの出演で歌舞伎の世界を描いた映画『国宝』が、6月6日の公開から7月13日までの38日間で、観客動員数398万人(398万1798人)、興行収入56億円(56億732万7700円)を突破したことがわかった。公開6週目にしてなお、4週連続で週末観客動員ランキング1位を独走(※7月11日〜13日、興行通信社調べ)しており、まさに社会現象となっている。
【画像】吉沢亮、横浜流星、渡辺謙ほかメインキャストの場面写真 公開31日時点で観客動員数は319万人、興収は44.8億円だったことを考えると、この1週間でおよそ79万人増、興収13億円増という猛烈な勢いがうかがえる。
本作は、吉田修一の同名小説を李相日監督が映画化。歌舞伎の世界に生きる主人公の壮大な一代記を描く。主演の吉沢や横浜らが、日本舞踊や歌舞伎の所作を一から学び、吹替なしで挑んだ迫真の演技も大きな話題を呼んでいる。
ORICON NEWSの取材では、SNSやテレビなどで関心を持ちつつも、最終的には「良かった」という友人や家族からの口コミに背中を押されたという声が目立った。若者からシニア層まで観客層は幅広く、作品の魅力が世代を超えて広がっている様子が浮かび上がった。
上映時間についても「3時間があっという間だった」と好意的な声が多く、歌舞伎未経験の観客からは「伝統芸能の入り口になった」「初めて観て引き込まれた」など感動の声が続出。「人生の浮き沈みが描かれていて考えさせられた」「生きるってこういうことかもしれない」といった気づきや共感が、さらに強い口コミを生んでいる。