米Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは7月14日(現地時間)、FacebookおよびThreadsへの投稿で、「superintelligence」(超知能)研究の同社の取り組みについて語った。超知能構築のために数千億ドル投資する予定という。
現在、複数のGW(1GW=10億ワット)クラスのAI向けスパコンクラスタ(複数の高性能サーバやGPUを高速なネットワークで連結し、一体の巨大な計算装置として動かすシステム)を構築中という。「Prometheus」(プロメテウス)と名付けた第1号クラスタは、2026年に稼働開始予定だ。数年後には、最大5GWまで拡張可能な「Hyperion」(ハイペリオン)も構築中。これは、添えられた画像によると、マンハッタン島をほぼ覆うくらいのサイズになるようだ。
ザッカーバーグ氏はまた、超知能開発のための新たなラボ「Meta Superintelligence Labs」が、「業界をリードするレベルのコンピューティング能力と、研究者1人当たりのコンピューティング能力において圧倒的な優位性を有する」と語った。
Metaは米新興AI企業のScale AIからアレクサンドル・ワンCEOを引き抜いたり、米OpenAI出身者が立ち上げたAI企業SSIを買収しようとして拒否されたりしており、新たなAIラボを立ち上げる計画だと噂されていたが、ザッカーバーグ氏が正式にSuperintelligence Labsに言及したのはこれが初だ。
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「超知能研究では、業界で最もエリートで才能豊かなチームの構築に注力している」(ザッカーバーグ氏)
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