
割安で利用できる社員食堂は従業員にとってはありがたい存在だ。しかし、その裏側は過酷なこともあるようだ。大阪府の60代男性は、以前働いていた社員食堂の劣悪な環境を明かしてくれた。コロナ禍でも安定した運営だったというが、内情は問題だらけだった。(文:長田コウ)
「調理で採用のはずがいきなりカウンター接客を命じられた」
まず、食材の扱いがずさんだったという。
「有機野菜が自慢で綺麗なポスター掲示しているのに、鮮度の落ちる品を仕入れ調理する2〜3日前に刻んでいた」
食材にもよるが、そんなに前に野菜を刻んでいたら乾燥しそうだ。
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働いている人には、こんな理不尽なことがあった。
「調理で採用のはずがいきなりカウンター接客を命じられたり、数針縫う怪我しても労災保険を渋る」
さらに、洗い場では新人に対して「今から3時間トイレ行けないよ!」と言う人もいた。これに男性は黙ってはいられず、洗い場の従業員に睨まれながらも「行きたくなったら遠慮いらんからね」とフォローを入れたそう。そして、こう一喝した。
「洗い場内で漏らしたら清掃消毒などどんだけ手間がかかるんや!」
こんな職場環境ではストレスが溜まる一方だろう。
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結局男性は、「労災保険の手続きはきっちりさせて退職しました」と、会社の圧力に屈することなく然るべき手続きをきっちりとさせた上で職場を去ったようだ。
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