オンラインカジノ規制でガイドライン案=「おすすめ」など違反表現例示―警察庁

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2025年07月17日 10:31  時事通信社

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時事通信社

警察庁=東京都千代田区
 オンラインカジノの規制を強化する改正ギャンブル依存症対策基本法の施行に合わせ、警察庁は17日、同庁の委託で違法なネット情報を受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」が、プロバイダーへの削除要請や警察に通報する際の基準となる運用ガイドラインの改定案を公表した。カジノサイトに加え、「おすすめ」などの表現で関心をあおる広告やブログも規制対象とし、同法施行と同じ9月25日から運用する予定だ。

 新ガイドラインは、サイトやアプリによるオンラインギャンブルの場の提供や、ギャンブルに誘導する情報発信を「違法情報」と指定。カジノサイトは国内で開設されたものに限らず、海外のものでも日本語に対応したり、円表記や日本からの決済手段を記載したりして国内向けと判断できれば対象とする。

 また、ネット広告やカジノを紹介するサイト、SNS投稿などをカジノに誘導する違法な情報と位置付け、問題となる表現として「おすすめ」「ランキング1位」「今なら無料」などを例示。サイト名やURLと合わせて記載すれば違反とした。「日本からの利用は違法」「利用を勧めない」などと併記していても、内容全般をみて違法性を判断するという。

 同センターは一般通報やサイバーパトロール情報を基に、薬物などガイドラインで定められた違法情報の削除をプロバイダーに要請している。オンラインカジノも対象に含めることでアクセスしづらくなり、被害の抑止が期待される。 

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  • そもそも論、サーバも運営も海外のサイトの規制を国内のプロバイダがどうやってするのかね?
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